最近休みはメバル日和が続いている。十数年ぶりの快挙かも。しかもポイントに入れば良型メバルが釣れるのだから申し分ない。果たして今回はどうなるだろうと1月5日も愛知県・南知多町の豊浜新堤に釣行、長ザオ釣法で狙ってみよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・日間賀島波止釣友会・中村輝夫)
豊浜新堤でメバル釣り
北西の風2mほど。朝の寒さもほどほどなのがうれしい。午前5時前に豊浜新堤に到着。早速ポイントへ向かと、メバル情報が早いのかすでに先釣者4人が等間隔で並んでサオを出していた。その隣に入ったのでいつもより少し西寄りとなったが仕方がない。早速タックル準備に入ろう。
サオはニッシンのロングレンジ輝11m。サオ先にルミカぎょぎょライト37を装着し、ラインを伸ばして仕掛けの上にケミホタルミニ25を取り付ける。仕掛けは自作3本バリの胴つき(ハリは土肥富マルトエビ元気メバル9号)。オモリはナス1号、付けエサはモエビで、尾羽をカットして第2関節にハリ先を出す。
時合い到来に27cm良型登場
暗い海に向けてサオいっぱい沖めに振り込む。1投目から気合が入っているが、今は小潮だがド干潮の時間帯。海がスケスケなのかケミホタルの淡い光が丸見えだ。こんな条件で良型メバルからラブコールがくるのか。少々不安になる。
案の定アタリが出ない。午前6時を回ったのに1度の反応もない。非常に厳しい状況が続くなか、左隣の人のサオが弧を描いた。メバルがきたようで、引きからしてまずまずのサイズだろう。
やっと時合いに入ったか。気合を入れ直し、元気のいいモエビに取り替えて振り込むと、本日初の反応が出た。プチッとサオ先に反応が出たので、そのままの高さをキープして本アタリを待っていると、きれいにサオ先がお辞儀して海中に突き刺さった。これは良型メバルに違いない。
バレないことを願い、ラインを手にしてゆっくり手繰り寄せる。堤防へ上げると、なんと今シーズン最高の27cmだった。最高の煮付けが食べられることがうれしい。
24cm追加でノルマ達成
時合い中にもう1匹と良型を狙って振り込む。ゆっくり誘いを入れて食いを誘うと、再度プチッと出た前アタリはメバルだろう。そのタナをキープしていると、サオ先がお辞儀した。早アワセは禁物だ。ゆっくりサオを立てるだけでハリ掛かり。その瞬間グググ~ッと手応えのある引込みがサオに伝わってきた。よし、ハリ掛かりした。あとはラインを手繰るだけ。24cmが上がり、良型2匹のノルマ達成だ。
まだまだと思っていたが、東の空が明るくなると時合いは終了。1人減り、2人減っても粘ってサオを出したが、16cmのメバルと15cmのカサゴを上げて納竿とした。
本当に短い時合いの攻略法はないのだろうか。老眼の目でモエビを付けるのに時間が掛かり過ぎるのが無念だ。それでも風が弱い日には再度釣行したい。
<週刊つりニュース中部版APC・日間賀島波止釣友会・中村輝夫/TSURINEWS編>
豊浜新堤