2024年の釣り始めは実家の近所でサクッとカサゴで遊んだのだが、持ち帰りの釣果は得られずであった。そのため今回は最近釣れているという福井県の気比の松原でサゴシを狙ってライトショアジギングを1月12日にしてきた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター永井航)
1月ながら寒さはそこそこ
1月の釣りはどうしても寒さとの戦いが大事となる。そういう意味では何かと動きの多いショアジギングは冬に持ってこいの釣りとも言えるだろう。行きの高速は冬タイヤ規制こそないが、途中から路肩には雪が残っており見るからに寒そうだ。
車の気温計もグングン下がるが敦賀着くと急に気温上昇。そこまで寒いわけではなく、雪もないため気分的にはだいぶ違う。天気は曇りのち雨のためササっと釣り上げて雨の前には撤収する。
ショアジギングのタックル
今回のタックルはZALTS1002MにLEXA 5000D-CXHの組み合わせ。ラインはPEライン1.2号。リーダーはサゴシカッターを恐れフロロカーボンラインの8号。使うジグは30~40g。
メインとリーダーの太さのアンバランス差が懸念点だが、まぁサゴシくらいなら充分釣れるだろうという甘い計算。ちなみにただ巻きなど小さな動きが多く、体が冷えやすいミノーやシンペンは使わずにジグのみでの釣行だ。(プラグ類を自宅に忘れたと言い換えることもできる。)
気比の松原は初場所
気比の松原は私は初めての釣り場だ。浜はそこまで広くないのもあり、日が出る前にも関わらずかなりの釣り人がスタンバイ中。平日とはいえ様々な所で釣果情報が出ているだけのことはある。どこが浜の中での良いポイントかはわからないため、適当な空いている場所に構えて釣り開始。
まだまだ暗いためグロータイプのジグで様子見だ。水深なそこまでなく、投げ込んだ先で3~4m。海底も大した変化は見られず、大きな掛け上がりなどもなさそうだ。
遠投勝負か
海況は水面を歩けそうなベタ凪のうえにベイトっ気もない。あくまで私の経験上だが、こういう時は遠投勝負になることが多い。恐らくルアーの着水音を魚が警戒するのではだろう。ナブラが射程圏外スレスレを移動して届きそうで届かなかったことも一度や二度ではない。話は逸れたがまずは遠投勝負にならないことに期待しつつ、表層から探るも不発。
周囲でサゴシがヒット
明るくなったタイミングでルアーを変えていると近くの人にヒット。だいぶ遠くでヒットさせているように思える。私も続け!とばかりにフルキャストするとすぐにヒット!間髪に入れずに合わせを入れて、さぁいざ勝負。と思った矢先にバラし。カットされたかと一瞬ヒヤッとしたが、ジグの重みはある。とりあえず回収し、リーダーを確認。噛み跡はなかったのでそのまま続行だ。
50cm弱サゴシをキャッチ
釣果情報ではそれなりに釣れていたのですぐにもう一度ヒットするだろうと思っていたが、なかなか釣れない。ポツポツと竿を曲げる人もいるが事前情報とは完全に違う。
釣りあるあるの「昨日までは釣れていた」を引いてることは間違いない。このところ、あまり遅れをとることがなかったので、アタリを引き出せずに焦りはじめてきた。チャンスタイムを逃さないか、不安になるがこういう場面こそ落ち着いて丁寧に釣りをしたい。
私もなんとか自分に言い聞かせて、先ほどよりもスローに誘うとヒット。今度はしっかり乗ったようで、ライトショアジギングならではの引きを楽しみ、無事キャッチ。50cm弱程度の本命サゴシだ。釣ったらすぐに帰ろうと思っていたが、人間とは欲深いものでサッとクーラーに魚をしまい、2匹目を狙って続けてしまう。
サゴシは炙りと塩焼きに
2匹目狙いに20分ほど投げるも、時合いは終わってしまったのか、全体的に既に沈黙。一応釣れたしこれで良いだろうと思い納竿。当日はしっかり遠投勝負感があり、2ヒットともかなり遠くでのヒットだった。
私が納竿する頃までは釣り場に30人ほどがいたが釣れていたのは10人程度。1番釣っている人で2匹といったところだ。ショアからのルアー釣りならまずまず釣果ではあるが地元の釣り人に話を聞くと群れが入ると全員釣れてもおかしくとのこと。ベイトっ気もなく、魚が留まるような場所にも思えないので群れが抜けてしまうのは時間の問題かもしれない。
釣ったサゴシは半身は炙り、半身は塩焼きにした。焼き物はパサパサしないか不安だったが、魚の味もしっかりありつつもしっとりして美味だった。今回は景気良く持ち帰り釣果を得ることができて満足の釣果となった。釣果が聞こえたらすぐに釣りに行くくらいでないと青物は去ってしまうこともしばしば。釣るコツは釣果があったらすぐに釣りに行く大切さを感じれた釣行になった。
<永井航/TSURINEWSライター>
気比の松原
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