天気は強風との予報だが、家族からアオリイカの天ぷらが食べたいとのリクエストに応え、11月18日に三重県志摩市方田の遊漁船に単独釣行した。9月から始まった数釣り。私はコロッケサイズを中心に小物ばかりを釣っていたが、11月に入りキロオーバーが釣れ始め期待度は大きい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋)
志摩沖でティップラン
午前4時半に渡船場に着くと、アングラーが続々と集まってきた。常連の佐藤さんも久しぶりに同船できるようだ。出船は5時45分。私は胴。ミヨシから3番目だ。左隣は佐藤さん。
昨夜大雨の影響が心配されたが、風が強いのはティップランにとって気にならない。それより水潮がイカの食い気に影響するかどうかだ。船長は風の影響が少ない船越のポイントを選択。深谷水道から目と鼻の先。すぐにポイントに到着し、6時半に開始となった。
ウネリ&強風のタフコンディション
開始当初は風が弱く、ダートマックス30gにシンカーの30gでも重すぎるぐらいだった。
ひと流し目に佐藤さんにヒット。スミをためたイカをデッキに下ろした途端、スミを辺り一面にぶちまけたが、早々のヒットはモチベーションアップになる。しばらくして私にもヒット。だがグングンとティップをたたいた瞬間、ふっとテンションは抜けた。「速く巻かないとウネリで外れるよ」と佐藤さんのアドバイス。2m近いウネリで緩んでしまったようだ。
気を取り直し、しばらくしてヒット。「バレるなよ」と念じながら今度は速く巻きつつ、引きの強さからキロアップを期待したが、700g程度だった。私のヒットと同時にトモのアングラーにもヒットした。しかし活性は上がらず、後が続かない。おまけに風はだんだん強くなり、気温もかなり低い。
真冬ではないので、インナーで冬対策をしてきたものの、防寒着ではなくレインウエアだったのが悔やまれる。佐藤さんも同様で寒い寒いと足踏みしていた。
活性上がらず苦戦
すると佐藤さんに2匹目がヒット。やや小さめだ。私も9時にようやく2匹目がヒット。このころはすでに強風のため、90g(エギ40g+シンカー50g)で攻めていた。これも700g程度とキロには届かぬサイズだ。
同船のアングラーもポツリポツリと釣れる程度で、なかなか活性が上がらぬまま時間は経過。昨秋から大きなシャクリが効果的だと船長から指導もあり、常連らは大きくリズミカルにシャクリを入れている。私もこれに習い、ロッドを大きくシャクるようにした。
この日は90gセットとエギが重いためか、巻き取る左手への負担が大きい。それでもスピードよりシャクる高さを大きくしてエギが動くように努めていた。