2023年秋、9月の釣行でタチウオ4匹止まりに終わった悔しさから、10月8日に岸和田一文字にリベンジ釣行。しかし釣果はタチウオ5匹にとどまり、またしても常連たちのパレット山盛り祭りを後目に見る寂しい結果となってしまった。皆さんの参考に少しでもなればという思いから、今回の投稿は釣行の模様は短めにして、釣果を伸ばせなかった理由を自分なりに考えてみた反省会の趣で綴ってみたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)
岸和田一文字でタチウオ釣り
2023年9月9日の釣行記「岸和田一文字にタチウオ絶賛回遊中で釣り人熱中【大阪】上級者は2ケタ釣果」では、私(筆者)の釣果は4匹と全然ダメだった。しかし、全体では二桁釣果続出、常連はパレット山盛りの驚愕の釣果を叩き出したという、千載一遇の日となった模様をレポートした。
その後の岸和田一文字の釣況は、一時期苦潮の流入で落ち込んだものの9月下旬以降は回復し、10月上旬の時点で好調を維持している。
とはいえ、好調はいつ終わるとも限らないと思い立ち、岸和田渡船のホームページから前日にインターネット予約で10月8日の13:00発便の枠を確保したうえで、リベンジ釣行した。
なお、岸和田一文字の詳しい特徴その他の解説は、過去の投稿「大阪湾の沖波止紹介:岸和田&泉佐野一文字 都市近郊でアクセス良好」をご覧いただきたい。
日中は我慢の釣りで小アジを確保
当日は小雨が降り続く悪天候ながらも、覚悟のうえで釣行を決めた多数の釣り人が訪れていた。13:00発便は予約定員割れしていたが、釣り人たちの熱気は船上に溢れていた。
全員が岸和田沖一文字(通称:沖の北)で下り、1人あたり波止のケーソン1ブロックのルールに従って、それぞれの釣り座を確保。午前中からの居残り組もいて、北端から中央の小屋までの間の釣り座はすぐに埋まってしまった。
空は雨雲に覆われ小雨が止む気配もなく、冷たい北東の風も吹く悪天候の中、雨合羽に着替え、リュックなどの手荷物にビニールカバーを被せての日中は我慢の釣りを強いられた。
夕暮れ前までは内向きの竿下サビキ釣りで小アジを確保し、青物狙いのノマセ釣りを敢行。サバの猛攻にうんざりするも、15:00までにノマセ釣りに適したサイズの小アジは十分な数が釣れた。
ノマセ釣りは不発
スカリバケツに入れて活かしておき、期待感を胸にノマセ釣りに転じる。しかし青物の回遊はなく不発に終わり、出番のなかったスカリバケツの小アジは結果的に、ウルメイワシと共にお土産の釣果となった。
周りではルアーマンたちも奮闘していたが、サゴシ1匹を見かけたにとどまった。
タチウオの狙いのタックル
日が暮れる前の17:00からタチウオ釣りのタックルの準備にかかる。タックルは、48gまでの重さのルアーのキャスティングに耐えられるショアジギング用ロッドに、5号ナイロンを巻いたスピニングリールとタチウオテンヤという仕掛けという、エサ釣りにこだわる私ならではの珍妙な組み合わせ。
タチウオの個体は小型中心なので新品のSサイズを選び、遠投重視の仕様にするためにスイベルを使ってオモリを3g足した。発行体はポピュラーなイエロー(黄緑色)ではなく、ケミホタル75のブルーを選んでタチウオの目を引くようにした。
9月9日の釣行時との違いは、キャストしやすいようにロッド選択は9FTと短いものを持参し、針掛かりを意識してテンヤは新品を用いた。
タチウオは5匹止まり
悩ませた小雨は18:00以降小康状態となり釣りやすさは増したものの、奮闘空しく20:30の最終便引き上げまでの私の釣果はタチウオ5匹止まりでリベンジならず。
フッキング5匹に対し、逃したアタリは7回というへっぽこ釣り師ぶりは相変わらず。乗船場に戻ると、常連たちを中心に船長とスタッフへの釣果報告が行われ、次々とパレット山盛りの釣果が写真撮影されるという、約1か月前の再現となってしまった。
釣果は超遅めの晩御飯で大いに賞味できたものの、常連たちのパレット山盛り祭りの光景が頭と瞼に残り、またしても残念な思いが募る夜となった。