四日市港のアジング釣行で20cm超アジ好捕【三重】想定外ゲストにスッポン

四日市港のアジング釣行で20cm超アジ好捕【三重】想定外ゲストにスッポン

7月の時点で概ね新子に入れ替わったと思われた三重県・四日市周辺のアジ。たまに居残りの良型が姿を見せるものの、釣果の大半は豆アジとなった。ところが8月に入るころから状況は一変。再び良型が接岸し、大小入り交じって楽しめるように。8月下旬の釣行でも25cm級のアジが登場したのでレポートする。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

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ショア ソルトルアー

四日市港でアジング釣行

豆アジが成長して南蛮漬けには微妙なサイズになったため、最近は良型を中心に狙っている。サビキで良型を選んで釣るのは難しいが、ルアーなら簡単。豆アジがハリ掛かりしないサイズのジグヘッドを使うだけだ。

とはいえ、時合いが短い上に場所の当たり外れも大きく、数釣りは運によるところが大きい。ルアーの場合、平均して数匹といったところが現実だ。それでも大きいものは25cm級とあって満足度は高い。

霞ケ浦ふ頭から四日市港まで広い範囲で狙えるが、8月下旬は四日市市の四日市港に足を運んだ。

四日市港のアジング釣行で20cm超アジ好捕【三重】想定外ゲストにスッポン当日のタックル(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

フォールで24.5cmヒット

到着は午後7時半。今回は定番の常夜灯周りではなく、集魚灯で自分だけのポイントを作ってみた。

点灯して5分もすると水面に小魚が集まり始めた。1gのジグヘッドにパワーイソメをセットし、ボトム付近をリフト&フォールで探る。

そのうちに魚が寄ってきたのか、モゾッという不明瞭なアタリが出た。即座にアワセを入れると心地よい手応え。口切れさせないよう慎重に浮かせると、20cmほどのレギュラーサイズだ。

同様のパターンでボトムを重点的に狙うと、フォールでヒットしたのは24.5cmの良型。体高があるだけに引きも強烈。スリリングなファイトを楽しませてくれる。

その後は小康状態。表層付近では豆アジのアタリが連発するが、もちろんハリには掛からない。8月に入ってからというもの、連日のように東寄りの強風。ラインが風にあおられてジグヘッドが浮き上がるため、レンジキープもひと苦労だ。

港内宝探し

水面には、その風で押し寄せられた浮遊ゴミが点在。水面がゴミで埋め尽くされ、釣りにならない場所も多い。

そんなゴミの隙間に数枚の枯れ葉。見ると、その葉っぱが動いている。その正体は枯れ葉に擬態したマツダイの幼魚だ。よく見れば他にもいろいろな魚が泳いでいる。

四日市港のアジング釣行で20cm超アジ好捕【三重】想定外ゲストにスッポン枯れ葉にしか見えないマツダイ(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

この日はヨウジウオ、おそらくはアヤトビウオと思われるトビウオの幼魚、ニジギンポ、そして小ぶりのウスバハギと多彩な魚が捕獲できた。

四日市港のアジング釣行で20cm超アジ好捕【三重】想定外ゲストにスッポンアヤトビウオ?の幼魚(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

惜しむらくはコガネシマアジの幼魚に酷似した、黄色い魚体に黒い縞のある平べったい魚。あれは正体を突き止めたかった。

四日市港のアジング釣行で20cm超アジ好捕【三重】想定外ゲストにスッポン湾内では珍しいウスバハギ(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

そして、サプライズゲストはまさかのスッポン。夕方の豪雨で流されたのだろう、500円玉サイズの赤ちゃんだ。さすがに海には戻せないので、あとから川にリリースした。

四日市港のアジング釣行で20cm超アジ好捕【三重】想定外ゲストにスッポンブタ鼻がかわいいミニスッポン(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

こんな宝探しを楽しみながら20cm級のアジを2匹追加したが、ここで突然の土砂降り。強風のせいで車の中までびしょ濡れだ。慌てて風裏に避難すると、隣のふ頭に係留船が見えた。

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