連日猛暑日が続いている日本列島。東京もまた然り。そんな暑い東京のハゼ釣り場に、電車に乗って出かけてきました。当日の釣果は渋かったものの、予想外の「嬉しいゲスト」が登場!釣行をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
大井ふ頭中央海浜公園のハゼ釣り
東京から横浜まで続く京浜運河には、ハゼが釣れるポイントがいくつか点在しているのですが、その中でも屈指の好ポイントが大井ふ頭中央海浜公園。公園内ということで、トイレや自販機が整備されている他、景観の良さも抜群。
ポイントが「人口の磯」ということで足場が悪い、根掛りが多い、というマイナスポイントはあるものの、その分ハゼの魚影は他と比べて濃く、特に公園北側の「しおじ磯」は、大井競馬場前駅から徒歩5分と、アクセスも良いことから、筆者のお気に入りの釣り場。電車&ほろ酔い釣行?には、うってつけです(笑)
はぜつき磯
また、公園の南に位置する「はぜつき磯」については、流通センター駅から徒歩10分程度と、「しおじ磯」と比べて駅からやや遠いものの、途中コンビニがあるというメリットがあり、こちらも人気の釣り場。魚影については、年によって多少の高低があるものの、大抵は大きな違いはない(と思う?)ので、個人の事情や気分によるチョイスで構わないと思います。
夕やけなぎさ
また、双方の中間には「夕やけなぎさ」という砂地があり、ここでもハゼ釣りが可能。砂地ということで、ちょい投げが有効なのですが、休日は水遊び目的の人たちも多くいる他、北側に保全地区(釣り禁止エリア)があるので注意が必要です。
始発電車でハゼ釣行
朝4時に起きて、始発電車に乗って大井ふ頭中央海浜公園へと向かいます。目的地は筆者お気に入りの「しおじ磯」。到着は6時ちょいすぎ。この日の潮の上げ止まりが6時なので、狙い通りの時間です。3.6mののべ竿を準備し、下げ潮がきいてくるのを待ちます。予想通り、7時を過ぎた辺りからシモリウキが少しずつ横に流れていき、ポツポツと微妙なアタリが出はじめました。しかし、釣れる魚はダボハゼ(ヌマチチブ)ばかり。
ギンポが登場
「アタリがないよりマシかな」なんて思いつつ、我慢して探っていると……更にモゾモゾした微妙なアタリが!
ニョロニョロの正体はギンポ。ホタテをつけた袖2号を飲みこんでいました。このポイントは、ごつごつした人口磯ということで、隙間に隠れていたのでしょう。
正真正銘、江戸前高級天ぷらネタという嬉しいゲストが釣れ、ここからマハゼの活性が上がってくれば言うことなかったのですが……残念ながらそうはいかず。
マハゼは2匹止まり
この後1時間粘るも、マハゼは2匹どまり。そして、周りで陣取っていた地元の方らしき釣り人達は、1人、また1人と自転車に乗って帰ってしまう。
道具を片付けはじめた1人に話を伺ってみたところ、「先週は釣れたんだけどなぁ」と言いながら、10匹前後のマハゼが入ったバケツを見せてくれました。
「上手い人はそこそこ釣っているんだなぁ」なんて思いつつ、日をおいてまた来てみようと思い、筆者も釣り場を後にすることに。
そしてモノレールに乗り、車窓からもう1つの人口磯のポイント・はぜつき磯を眺めてみると……結構釣り人で賑わっていました。根拠は「しおじ磯より釣り人で賑わっている」のみですが、ひょっとしたらこの日はこちらの方が良かったのかもしれません。