連日猛暑日が続いている日本列島。東京もまた然り。そんな暑い東京のハゼ釣り場に、電車に乗って出かけてきました。当日の釣果は渋かったものの、予想外の「嬉しいゲスト」が登場!釣行をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
海老取川へ調査釣行
時間はまだ早いし、エサもまだ残っていることから、しばらく護岸工事にて立ち入り禁止だったハゼ釣りポイント・海老取川と多摩川の合流地点を見に行ってみることに。
羽田空港行きのモノレールに乗り、天空橋駅下車。歩いて5分程度で目的地に到着しました。因みに京急穴守稲荷駅を利用すると、歩いて10分と、やや距離があるのですが、こちらは途中コンビニがあるというプラスの要素があります。
護岸工事は終了
工事が終わっていなければ、そのまま帰ろうと思っていたのですが、弁天橋からポイントとなる多摩川との合流地点を眺めると、既に工事は終わっていて、立ち入り禁止も解除されていました。釣り人は、橋から奥の多摩川に向かって右側のポイントに1名。しかし、筆者が到着したとほぼ同時に帰ってしまう。ここは河口に近い釣り場ということで、他と比べて開幕は遅め。7月だとまだシーズンは早く、釣果は期待できないかもしれませんが、折角なので竿を出してみることにします。
ハゼ釣りポイント
因みにこのポイントは、橋からの写真右側は、潮の満ち引きにもよるのですが、水深1~2mとやや深め。そのため、4m前後ののべ竿か、リールタックルが向いています。片や左側のポイントは、水深は浅く、岩がゴロゴロしているので、タックルはのべ竿が有利。
ただし、短竿でいいかというとそうではなく、ポイントは遠めで、また干潮時は水辺に近い足場は濡れた傾斜のため危険。よって、こちらも3~4m程度のやや長めののべ竿が向いています。ご参考まで。
何とかマハゼ1匹
7月中旬と、デキハゼシーズンということもあり、浅い水深のポイント(写真左側)で竿を出してみることにします。足元を覗いていると、3cmに満たないハゼが岩の隙間に逃げ込む姿が見えました。このポイントはまだ早いかな、なんて思いながら仕掛けを落とすも、ここでも釣れる魚はダボハゼばかり。それでも、近め、遠めをこまめに探っていきます。
1時間程粘ると、ようやく待望のマハゼらしいアタリ!シモリウキが真横に走りました。すかさず竿を立て、何とか6cmの本命確保!そして……ここで納竿としました。実は筆者、この時点で、もうバテバテでして(汗)
最終釣果と今後の展望
本命マハゼは3匹と貧果に終わってしまいましたが、ギンポという思わぬゲストが釣れたことにより、個人的には納得のいく結果。また、海老取川と多摩川の合流地点も、立ち入り禁止の解除が確認できたという点も、今日出かけてよかった、と思える釣行となりました。
今後釣果は上向く、かどうかは分かりませんが、今回紹介したポイントは、いずれもとても環境の良い釣り場。海老取川に至っては、羽田空港すぐ近くということで、間近に大型旅客機を眺められるという、釣りとはまた違った非日常のおまけもついてきます。電車を利用してのんびりと。そして時にはほろ酔いでハゼ釣りを楽しみたい釣り人におすすめです。
<尾崎大祐/TSURINEWSライター>
海老取川