3月下旬、佐賀県唐津市大浦漁港からきずなまりんに乗船、早春のティップランエギングに挑戦してきた。この時期のティップランは初挑戦だったが、本命アオリイカをキャッチできた釣行の模様をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・宮崎勝太)
きずなまりんでティップランエギング
3月下旬、佐賀県唐津市大浦漁港から出船している「きずなまりん」に乗船し、早春のティップランエギングに挑戦してきた。
秋の数が釣れる時期には何度か挑戦しているが、この時期は初挑戦で、しかも同船も初めてだったので前日からワクワクしていた。ただ、当日は冷たい雨が1~5mmほど降っており、釣り人にとってはなかなか修行となる感じだった。
ティップランエギングの釣り方
ポイントまでは、船長に最近の状況などを聞いていたら、あっという間に到着。水深は13~25mほど。ティップランエギングは、専用のエギを底まで落として数回シャクり上げた後、エギを水平に止めている時に、わずかなアタリを掛けにいくのが基本的な釣り方だ。
釣り方は秋のシーズンとさほど変わらないが、大きく違うのはシャクった後の待つ時間だ。秋は止めた後、すぐにアタリがでることが多く、待っても5秒ほどだったのに対して、この時期はアオリイカの動きも遅く、また警戒心も強いため10~15秒ほど待つのが基本となる。待つ時間が長い分、エギを安定して留めておくことが大事になってくる。
良型コウイカがヒット
釣りを開始してしばらくして同船者に本命がヒット!アオリイカ独特のサオのしなりを見てとてもうらやましく、早く自分にも来てほしいと切に願った。
その願いが通じたのか、私がシャクってサオを止めた後、わずかにサオ先に違和感。少しそのまま待っていると、ゆっくりとラインが張っていくのを確認してアワセを入れた。なかなかの重量感に期待したが、上がってきたのはコウイカ。もちろんうれしいのだが、やはりアオリイカを釣りたいと思ってしまう。
そして、次の流しで隣の人が1kg超えの本命をキャッチ。雨に濡れているのもあり、心が折れそうになる瞬間だった。ただ船長に「釣り方はそれでいいんですよ!あとは運です!」と言ってもらえたので、気持ちを切り替えて最後までやり通すことができた。