ドラゴン級の大型タチウオが釣れる茨城の日立沖は、ホットスポットとして注目が集まっている。ただ、今シーズンは少し様相が違って、群れの移動が例年よりも目まぐるしい。神出鬼没のタチウオを狙い、日立市久慈漁港の釣友丸で釣行してきたのでレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 菅野順也)
釣友丸でタチウオ狙い
ドラゴン級の大型タチウオが釣れる茨城の日立沖は、ホットスポットとして注目が集まっている。ただ、今シーズンは少し様相が違って、群れの移動が例年よりも目まぐるしく、三日間爆釣となったあと、三日間群れがどこにも現れなくなるなんてことも。それでも「神出鬼没のタチウオは、出船してみないとわからない」。そのことを釣り人は十分承知で、人気に陰りは見られない。
私は、今シーズンすでに3回チャレンジしているが、空振りはない。4回目も当たることを願いつつ、1月27日(金)、日立市久慈漁港の釣友丸に乗船した。
群れに出会えて連続ヒット
舵を握る若林一船長は「まずは群れを見つけることからですね」と船を走らせる。2時間ほど経過した7時、水深26mのポイントで群れを確認。「底から5mの範囲に反応が出ています」と、若林船長からゴーサインが出ると、船上は一気に慌ただしくなった。当日の乗船者は8人。ジギングが6人、テンヤは私を含めた2人が選択。
スローでもハイピッチでもジギングが得意な佐藤さん(高萩市)は、自分でロッドを操作して、ルアーが理想の動きになったときのヒット。「答えが出たと実感しますよ」と、こだわりのアクションで良型をキャッチした。
釣り仲間3人で釣行の野中さん(宇都宮市)は、「今日はヒットレンジの手前からサミングしてゆっくり落とすと食ってくるパターンですね。ピンクとオレンジのゼブラカラーにヒットが集中しています」と連続でロッドを曲げた。
筆者に120cmヒット
テンヤの私にもゴツンとタチウオ特有の押さえ付ける感触で、120cmがヒット。ワンピッチの早い動きよりも、ゆっくりとした巻き上げの誘いに反応してきた。