好調なスタートを切った三重県・志摩沖のトンジギ。今シーズン初のトンジギに、釣友のプレジャーボートで釣行してきたのでレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・橋本広基)
志摩沖でトンジギ釣行
待ちに待ったトンジギシーズンが開幕。12月上旬から遊漁船中心に釣果が上がっており、数釣りも楽しめている。昨シーズンがやや難しかっただけに、好調なスタートを切った三重県・志摩沖。私も12月31日の早朝から今シーズン初のトンジギに、釣友のプレジャーボートで出船した。
ポイントは、水深400mから600m付近のエリア。やや風が強く風速は8m前後。メタルジグは、昨年度も実績が高かった400gの紫色ケイムラカラーをチョイスし、フロント部分にのみシングルフックをセットした。
ゲストに60cmキメジ
まずは、マグロが回遊するであろう100m付近を中心に探るため、ラインカラーを見ながら130m程度までメタルジグを海中に送り込み、70m付近まで探るようにした。
誘いのアクションは、メタルジグを丁寧に跳ね上げ、跳ねた後のフォールでヒットへと持ち込むイメージだ。
すると、開始から1時間が経過したころに、アクション後にメタルジグの重みがスッと抜けた。バシッバシッと2回ほどロッドを大きく振り上げフッキングに成功。ギュンギュンと力強くロッドが締め込まれる。
キャッチしたのは60cmクラスのキハダマグロの幼魚であるキメジ。うれしいゲストではあるが、小型の個体だけに大きくなってからの再会を期待してリリース。ただ、魚が釣れたことで、船を流している海域にエサの小魚がいることは確認でき、さらに期待感は上昇した。
今季の初物は12kgクラス
そして、次のヒットもすぐ訪れた。メタルジグを沈めていると、勢いよく出ていくラインが100m付近でピタッと止まった。すぐさまイトフケを回収して、ズバッとこん身の力でアワセを入れる。
ドスンッという重量感が伝わると同時に、魚が海面方向へと走りだした。これはヤバい。ラインテンションが抜けることはハリ外れに直結するため、リールを一心不乱に巻き続け、ラインテンションをキープする。海面まで残り20m。
今回は楽なファイトだったと思った矢先、お次は下に向かって猛ダッシュ。ジジジーッとドラグ音が響き渡り、ロッドを持っているのがやっと。巻いては出されてを数回繰り返し無事キャッチ。うれしい今シーズン1匹目は12kgの中型だった。