晩秋の和歌山で落ちギスを追う 北塩屋海岸&紀の川河口で良型交え好調

晩秋の和歌山で落ちギスを追う 北塩屋海岸&紀の川河口で良型交え好調

11月に入り、和歌山県の沿岸でもキスが活発な食いを見せている。最近の釣況の一部をレポートしてみた。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター牧野博)

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牧野博

初めて投げ竿を持ったのはもう50年近く前、関東で就職してからクラブに入会し、投げ釣りの面白さに魅了されました。根掛かりの多い砂地の磯場や河口内でわざわざ引き釣りをするという特異な習性があるほか、秋にはヘラ竿を持って汽水域を徘徊することもあるようです。

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海釣り 投釣り

海の中は秋たけなわ

日中の気温が20℃を下回るようになってくると、釣行に防寒着が必要になってくる。市街地で風が弱く穏やかな日でも、海のそばでは少し風が強いのが普通で、特にこれからの時期は北西の季節風が吹くので、注意が必要である。

しかし、この時期の海がまだ秋たけなわであるのは、アングラーの方々ならよくご承知のはず。一度北風が少し感じられる日に砂浜の波打ち際に手を浸してみたら、暖かさがはっきりと実感できる。秋ギスや落ちギスがニアポイントで手にできる絶好のチャンスである。

中紀北塩屋海岸で投げ釣り

11月3日は、午後から御坊、北塩屋海岸に釣行。日高川河口部は対岸が工事中であった。河口内も数回探ってみたが魚信が遠いので、砂浜海岸の方に戻り、午後3時位から近場を探る。

チョイ投げのキス狙いのアングラーが数人おられたが、30匹ほど釣果を持っておられた。最初からここに入っておけばよかったと思いながら、早速軽く3色程投げて探る。

1色ゾーンでキス連発

いろいろ情報をうかがったところ、「オモリが見えそうなところでもきました」と嬉しそうに話されていた。そこで、特に1色ゾーンを注意して探ると、小型であるが鋭い魚信で13cmクラスが2点できた。日暮れまで1時間程しかないが、周囲にアングラーがいないので、斜めに軽く2色程投入し、波口までをゆっくりと探る。投入毎にキスが姿を見せる。

晩秋の和歌山で落ちギスを追う 北塩屋海岸&紀の川河口で良型交え好調北塩屋海岸の釣り場(提供:TSURINEWSライター牧野博)

次に荒々しい魚信をみせたのはコバンアジ。温帯から亜熱帯の海にすむ暖海性の魚で、水温の高さゆえの釣果である。この後日没まで、1色目の前半から力糸ゾーンを特に集中的に探ってキスを追加していった。

最終釣果

大型は出なかったが18cm前後の落ちギスサイズのものも混じり、約2時間の間にキス21匹の釣果だった。

晩秋の和歌山で落ちギスを追う 北塩屋海岸&紀の川河口で良型交え好調北塩屋海岸の釣果(提供:TSURINEWSライター牧野博)
▼この釣り場について
北塩屋海岸

紀の川河口

11月19日、この日は午前中仕事だったので夕方に2時間ほど釣行。紀ノ川河口の右岸より竿を出した。橋脚周辺にチヌ狙いのアングラーがおられ、少し前に良型を1匹仕留めましたと嬉しそうにされている。海面をよく見ると魚種は確認できないが小さな魚のナブラが立っている。水温はまだまだ高いのである。チヌ狙いのアングラーから15~20m上流側にポイントをとり、やや斜めに上流方向に軽く投げてキスを探る。

晩秋の和歌山で落ちギスを追う 北塩屋海岸&紀の川河口で良型交え好調紀の川河口の釣り座(提供:TSURINEWSライター牧野博)

2色ゾーンで魚信をキャッチ。13cmクラスの秋ギスの2点だった。当日は満潮からの下げはじめであったが、日没までの間に結構釣れ盛った。1色ゾーンには数は多くないが20cmクラスの落ちギスサイズもおり、散発的ではあったが拾うことができた。赤イソメが効果的だったと思う。

終了時にはキス21cmまでを26匹、ハゼが1匹、おまけで終了時に鋭く竿をひったくったのはヘダイの20cm、小型であるが、美味い魚である。料理ネタとしてクーラーに入れた。

晩秋の和歌山で落ちギスを追う 北塩屋海岸&紀の川河口で良型交え好調開始早々一荷でキャッチ(提供:TSURINEWSライター牧野博)

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