山口の落とし込み釣りでブリにアコウ(キジハタ)をキャッチ

山口の落とし込み釣りでブリにアコウ(キジハタ)をキャッチ

九州北部にも寒気が入り込み、冬間近を感じさせる季節となった10月20日、山口県下関漁港の英光に乗船した。九州情報大学釣りクラブの私とほか4人の同船者との釣行となった。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・竹石洋介)

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船釣り エサ釣り

英光で落とし込み釣り

予約を入れた10月上旬、落とし込みの状況を船長に聞くと、エサ付きが悪いとのこと。状況次第ではアジ泳がせ釣りに変更するとの返事であったが、釣行日の数日前に船長から「エサが付き始めた」との報告があり、落とし込みを楽しめることとなった。

サオはM-200+B、リールはBeastMasterMD3000、落とし込みのサビキは玄海落し込みサビキ。ハリは青物ヒラメ極太M、ハリス16号、ミキイト16号、オモリ80号を使用した。必ず仕掛けとオモリは船長に電話で確認しよう。

山口の落とし込み釣りでブリにアコウ(キジハタ)をキャッチタックル図(作図:週刊つりニュース西部版APC・竹石洋介)

出港してからしばらく進むと北東からの風がやや強く心配したが、釣りには影響がなさそうだ。そして30分程度走り、船はゆっくり速度を落としながら男島と蓋井島周辺の釣り場に到着した。

素早くベイトを掛ける

落とし込みの釣り方は、船長の合図と同時に仕掛けを落とし、船長からエサとなるベイトのタナの指示があるので、ベイトのタナを通す時には親指でリールをサミングしながらゆっくり通すか、そのままスピードを落とさないで素早く通すかの2つの方法がある。

その日のベイトや潮の状況にもよって変化するので、何度も落とし込んでエサ付きの良い方法を選択すればよい。海底にオモリが着底した時、サオ先に伝わるベイトの反応がなければすぐに全速で巻き上げて、再度ベイトのタナの上から落とし直す。これが教科書通りの釣法だ。

大分県から遠征してきた常連Tさんは、オモリが海底に着底してベイトの反応がなければすぐに仕掛けを巻き上げず、その場で数回シャクってベイトをほかの同船者よりも早く掛けていた。落とし込みは誰よりも素早く落とし込みサビキにベイトを掛けることが好釣果に繋がる。

青物3尾&アコウをキャッチ

Tさんは大型ブリを何尾も仕留めていた。落とし込みの遊漁船によっては100m以上の水深を攻める場合もあるが、同船の場合は浅くて40mから、深くて60m程度の水深だ。海底で数回シャクって待つ釣法は、水深が深くても適応するのか分からないが、結果が伴っているということは試してみる価値がある。

同船者のサオ先をチェックし、ひん繁にエサを掛ける人の釣り方をまねするのも好釣果に繋がるカギだ。

山口の落とし込み釣りでブリにアコウ(キジハタ)をキャッチブリ&アコウをキャッチ(提供:週刊つりニュース西部版APC・竹石洋介)

ただ、何をしても釣れる時は釣れる。私もTさんにアドバイスしていただき、80cm超えのブリ3尾と大型アコウが釣れた。単純な釣り方と思っていただけに、落とし込みにも奥深さを感じた。

これからが本番を迎える落とし込みだが、青物との強烈な綱引きを楽しんでみては。

<週刊つりニュース西部版APC・竹石洋介/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
英光
出船場所:山口県下関市
この記事は『週刊つりニュース西部版』2022年11月18日号に掲載された記事を再編集したものになります。