大阪湾奥ナイトライトゲームで22cmメバル オープンエリアでヒット

大阪湾奥ナイトライトゲームで22cmメバル オープンエリアでヒット

この日はデイのマイクロメタルでサバ、ナイトはアジングでポイントに入った。デイゲームではそこそこの釣果。しかしナイトゲームが、予想の三倍難しかった。アジは釣れなかったが、なんとかシーズン初頭、今季はじめてのメバルを手にした釣行をレポートしたい。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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ショア ソルトルアー

アジングからスタート

当日の海の条件は、満月の大潮回り、19時頃満潮。潮止まり前からアジングをスタートした。リグをあれこれチェンジして、探っていく。スタートは、1gのヘッドに、2 inchのリグ。ちょっとハイアピール気味に、表層、中層、ボトム上を探っていく。

何度かアタリを感じた。おそらく豆々アジだろう。本当に突つくようなアタリだ。もう今年は嫌というくらいサバのアタリと、この豆々アジのアタリを感じているので、どちらが突いてきているのかよくわかる。しかし、この日は低活性な上にも増して低活性である。

アジは、潮が流れているうちは潮上の方を向く。メインベイトとなるプランクトンがそちらから流れてくるからだ(またその状況で潮下の方を向くと、エラ呼吸ができないのだという話を聞いたこともある)。しかし、潮が止まると、あっちこっちに頭を向けてしまうため、釣りにくい。潮止まりは表層かボトムとレンジは決まっているのだが、この日はそのセオリーも通用しなかった。20カウントでアタったり、50カウントでアタったりする。

相当な時間、もう本当にこれ以上は勘弁してくれという時間粘って、なんとか一尾フォール中のサミングで乗せたが、ハリがかりが甘かったのか、水面でバラしてしまった。この時点で心が折れかける。帰るか、それとも残って別の魚を釣るか?

大阪湾奥ナイトライトゲームで22cmメバル オープンエリアでヒットバラしたのはこれくらいのサイズ?(提供:TSURINEWSライター井上海生)

初メバルまで執念の2時間粘り

別の魚というのは、他でもないメバルだ。帰宅後に確認したのだが、この日の水温は21℃くらい。シーズン初頭のメバルが反応するのには、もう1℃は低い方が望ましい。ショートバイトが増えるし、レンジがどこかわからなかったりする水温である。

実は私はこのとき、ちょっとした事故からの退院明けであり、体力的にはもう相当きついものがあった。しかし、2週間近く入院していて退院し、海の空気を吸うと、「やっぱり釣りが何よりの療養なんだよな」と実感する……。ということで、多少は無理をしながらも、延長を決定。そこかしこでライズ音を立てている、おそらくメバルだろう魚に願いをかけて、極小リグで水面トレースしてみることにした。

19時頃、アジングタックルのまま、メバルにターゲットを絞り直して、再びスタート。ヘッドはまずは0.75gから。キワのリトリーブで探っていく。しかし、この常套手段がまったく通用しない。アタリさえも出ない。嫌な予感がしてきた……。

けれど、なぜかライズ音がしているのがオープンなのだ。もしや、狙うべき場所が違うのかもしれない。

22cmメバル登場

もしかしてオープン?という疑問が確信に近付いたのは、「アジがいない」という事実だった。アジが混泳しない状況では、メバルはキワから外に出るのだ。アジにプランクトンを取られないので、ちょっと外に出て捕食するのである。

大阪湾奥ナイトライトゲームで22cmメバル オープンエリアでヒット極小リグで前に打ち直し(提供:TSURINEWSライター井上海生)

ヘッドウェイトを調整し直して、前に打つ。ほら、アタった。この感じ、この感じ。それで10投くらいしたところだった。ぐいんと重みが乗り、メバルヒット。掛けるや否や、キワのスリットに入り込もうとする。ノセ重視で緩く入れていたドラグを少し締めて、体力を削って浮上させた。この上、空中バラシは勘弁してくれよと慎重にいく。

大阪湾奥ナイトライトゲームで22cmメバル オープンエリアでヒット今季の初メバル!(提供:TSURINEWSライター井上海生)

やったぜ! 獲りきった。しかも22cm級とグッドサイズ。ああ、これで今日は帰れる。

執念のキープキャスティング

この日私は、一体、アジングからメバリングまで、本当に何回キャストを続けたことだろう。しかし、バスプロの某氏が言っていたことだが、「投げないと釣れない」という言葉通りである。キープキャスティングで、なんとか一尾ものにした。アングラーは、投げるのをやめたらそこで終了。疲れても、心が折れかけても、執念で投げ続けるしかないのだ。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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