芦ノ湖ボートワカサギ釣りで本命144尾 小型中心で成長遅れ気味?

芦ノ湖ボートワカサギ釣りで本命144尾 小型中心で成長遅れ気味?

神奈川県箱根町・芦ノ湖へワカサギ釣りに出かけた。今年は当歳魚が5~6cm、二歳魚で8~10cmと成長が遅い。さらに群れが小さいので、なかなか釣果が出ず、10月に入っても安定していない様子だ。それでも、そろそろ釣れるだろうと思い釣行してきたのでレポートしよう。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

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ワカサギ釣り 淡水の釣り

芦ノ湖でワカサギ釣り

10月中旬、神奈川県箱根町にある芦ノ湖を訪れた。

芦ノ湖には多くの魚族が生息しており、春のトラウト、夏のブラックバス、秋のワカサギと季節によって釣れる魚が変わるのが魅力だ。

ワカサギは、例年は7月下旬から湖尻で釣れ始め、夏ワカサギとして人気。その後、九頭龍から箱根園、お盆明けから箱根町湾、9月下旬から元箱根湾と湖全体で釣れるようになる。

ところが、今年はなかなか釣果が出ず、10月に入っても釣況は安定していない。原因は、夏期期間の大減水と高水温によりプランクトンの湧きが悪かったと言われているが、定かではない。それでも、そろそろ釣れるだろうとの推測で釣行を決めた。

芦ノ湖ボートワカサギ釣りで本命144尾 小型中心で成長遅れ気味?芦ノ湖周辺略図(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

当日のタックル

当日は、元箱根のボート店からローボートを借りて出舟。店主の話では、釣れているのは水深12m前後とのこと。例年なら水深18~20mの時期だが、同湖のワカサギシーズンは1カ月~1カ月半遅れているようだ。

桟橋前の水深13mの位置で魚探に反応があったので、仕掛けを下ろす。普段は3号の袖バリを使用するが、まずは2号でスタート。しかし、釣れたのは30分でわずか4尾。

芦ノ湖ボートワカサギ釣りで本命144尾 小型中心で成長遅れ気味?当日のタックル(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

例年よりも1~1ヵ月半の遅れ

そこで、コベリの浜に移動するが、30分でヌマチチブ2尾だけ。次は箱根町湾の関所下。ここでも、30分で7cm前後を2尾。粘ってもよかったが、釣れている箱根園まで45分かけて漕いで行く。

途中で成蹊、養魚場前でも反応があったが、群れが小さく、動きが速いので、釣るには厳しそうだった。

芦ノ湖ボートワカサギ釣りで本命144尾 小型中心で成長遅れ気味?当日のレギュラーサイズ(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

浅場狙いが正解

箱根園まで来ると、アンカー組はポツポツ、流し釣りはコンスタントに釣れている。舟団の中でアンカリングして釣り始めるが、ポツポツの釣況。そこで、魚探を見ながらウロウロしていると、水深10mの浅場で好反応。5~8cmとサイズは小さいが、当日はこの浅場が正解だった。

芦ノ湖ボートワカサギ釣りで本命144尾 小型中心で成長遅れ気味?ポイントの様子(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

最終釣果

11時すぎまで楽しんで納竿。結果は、5~10.5 cmを144尾。平均7cm前後と、数・型ともに不満の残る結果となった。

芦ノ湖ボートワカサギ釣りで本命144尾 小型中心で成長遅れ気味?当日の釣果(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

今年は当歳魚が5~6cm、二歳魚で8~10cmと成長が遅い。さらに群れが小さいので、アンカー組にはなかなか厳しい釣況だが、流し釣りでは一日釣果300~500尾と釣れている。

10月1日に解禁した刺し網漁でも、数・型ともによくないという。それでも、11月に入って水温が下がれば、釣果は上向いてくると思う。

芦ノ湖ボートワカサギ釣りで本命144尾 小型中心で成長遅れ気味?型は小さいが多点掛けも(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

<週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也/TSURINEWS編>

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芦ノ湖
この記事は『週刊つりニュース関東版』2022年11月11日号に掲載された記事を再編集したものになります。