脂の乗ったおいしいイサキ狙いで5月14日、愛知県・南知多町片名港のおざき丸に乗船した。ウネリとバラシに苦戦したが、手巻き対応でバラシに対応、イサキ35cm頭に6匹とウマヅラ35cm1匹の釣果を得ることができたので、その模様をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・山本嘉弘)
おざき丸でイサキ釣り
当日の激しい雨は明け方にはやむ予報なので、受け付けを済ませて乗船。右舷トモから2番目に釣り座を構えて準備を始めた。
午前4時35分に出船。航程1時間15分でポイントに到着予定だったが、ウネリが高く約10分遅れで到着。約2.5mのウネリがあり、近くの釣り船が見え隠れするほど。雨は小降りとなり、すぐにやみそうだ。
船長から「タナは38~35mの間です。リールのカウンターはずれがあるので、必ずミチイトの目印でタナ合わせしてください」とアナウンスがあり、釣り開始となった。
30cm本命顔見せで安堵
36mからスタート。ウネリで2mほど高低差ができるため、なかなかアタリが出ない。イサキ釣りはタナ合わせが最も重要なだけに、厳しい釣りになりそうだ。
しばらくすると右隣のトモの人がイサキを上げた。タナを教えてもらうと37mとのこと。1mタナを下げるがアタリはない。しかし、トモの人には2匹目がヒット。再度タナを聞くと、先ほどと同じ37m。私のタナは合っているはずだ。
我慢して投入を繰り返していると待望のアタリがあった。サオを立てるとヒット。巻き上げスピードをスローにして慎重に巻き上げ、30cmのイサキを取り込んだ。これでボウズを逃れ一安心だ。
情報交換しながらヒット拾う
タナ37mで集中して攻めると2匹目がヒット。35cmの脂の乗っておいしそうなイサキを取り込む。左隣の人がタナを聞いてきたので教えてあげた。イサキ釣りは、隣同士でヒットダナを確認し合って釣果を伸ばすのがカギとなる。乗合船は初対面の人が隣同士になることがほとんどなので、私は情報交換しながら一日楽しく釣るように心がけている。
しばらくすると左隣、右隣の順にイサキがヒット。私にもすぐにくると思ったが反応がない。何が違うのか観察すると、コマセを詰めた後にオキアミをサビキバリに刺していた。前回は刺さなくても釣れたので刺していなかったが、今日は刺した方がいいようだ。オキアミ効果か、私にもヒットしてきた。
船中誰もヒットしなくなったので少し移動する。今度も38~35mで釣るようにアナウンスがあった。37mでアタリを待つが無反応。さらに1m下げるとヒットしたが、上げる途中でバレた。
ジャンボウマヅラハギ登場
タナは38mと分かったので気を取り直して待つとヒット。しかし今度も巻き上げ途中でバラシだ。バラシ癖が出てしまったのか?電動だと常に同じスピードで巻き上げてしまうため、今度は手巻きでトライ。電動巻きよりスリルがあって楽しい。イサキとの駆け引きを楽しんで良型を取り込んだ。これでバラシはなくなるはずだ。
気を良くして投入すると、当日一番強い引きだ。隣の人にタモの準備をお願いしながらリールを巻く。タモに入ったのはジャンボウマヅラ。腹がパンパンで大きな肝が入っていそうなので、すぐに血抜きをして肝に血が回らないようにした。