春ごろからエリアによってキジハタ、アカハタ、オオモンハタ等のハタ系がシーズンイン。釣り人には同じ根魚として分類されるカサゴとは違った習性を持っています。今回はカサゴとハタ類の違いを解説し、それに伴う狙い方の違いも解説していきます。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)
ハタ類は中層がキモ!
堤防や漁港ではお馴染みのカサゴ。それと同じ根魚というカテゴリーに分類されるハタ類ですが、実はかなり違った特性を持っています。まずカサゴと大きく異なるのは、その遊泳力。カサゴはあまり泳ぎが得意ではなく、ルアーをあまり動かしすぎるとルアーを見失い追っかけてこなくなります。
それに対してハタ系の魚はかなり遊泳力が高く、かなり速い動きにも対応してきます。普段食べているエサもカニやエビの甲殻類に限らず、イワシやイカ、ガザミ等の中層を泳ぐエサが多い様子。そのため、状況によってはボトムベッタリを狙うより中層スイミングやリフト&フォールが効果的です。
狙う時間帯の違い
狙う時間帯は魚種によって変わります。
お馴染みのカサゴは昼でも夜でも釣れてくれますが、どちらかというと夜の方が釣りやすいですね。
アカハタ・オオモンハタなどは明るい時間帯の方が反応がよく釣りやすいです。
そしてキジハタは朝夕のマヅメ時間帯が狙い目です。逆にその時間を外すと渋くなります。真昼間ではチャンスが少ないので注意が必要です。昼に狙うよりは夜の方がチャンスがあるでしょう。
ハタ系を狙う時のオススメリグ
カサゴと共通のリグでも十分狙えますが、ハタ系をメインに据える場合は、ワームは少し大きめをチョイスしましょう。カサゴ狙いであれば2inchワームが多いと思いますが、ハタ系狙いなら4inchくらいあってもいいでしょう。
ポピュラーな狙い方はテキサスリグやフリーリグでのリフト&フォール。カサゴ狙いとは違い、ボトムから離すイメージで持ち上げて落としましょう。ハタであれば、リグを持ち上げ切った後のフォール中で食ってくるケースが大半で、着底後のアタリはカサゴであることが多いです。
そしてジグヘッドリグ。シャッドテールなどの魚系ワームを使います。着底後から巻き、中層まで来たらまたフォールして巻くの繰り返しです。広範囲を探るのに適していて、広いフィールドから活性の高い魚を素早く探ることができます。