エリアトラウトフィッシングで希少な60cm『イトウ』と対面

エリアトラウトフィッシングで希少な60cm『イトウ』と対面

浅春の候、残雪も次第に溶け、虫や草花も徐々に姿を見せるようになった。今回はそんなポカポカ陽気のなか、ニュータックルのワールドシャウラの入魂をしに、滋賀県高島市の高島の泉へと足を運んだ。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・山根嶺河)

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トラウト ルアー&フライ

高島の泉でルアーフィッシング

釣行日は3月11日。前日には村田基さんが番組の取材で来ていたということで、惜しくもお会いすることはかなわなかったが、残り香でなんとか大物を引き寄せたいところだ。

使用するタックルは、ロッドがワールドシャウラ・テクニカルエディションS62L‐2/MD、リールが19セルテートLT2500S、ラインがリアルデシテックス0.5号、リーダーがスーパートラウトアドバンス6lbだ。

エリアトラウトフィッシングで希少な60cm『イトウ』と対面タックル図(作図:週刊つりニュース中部版APC・山根嶺河)

どうせなら大物で入魂したい!ということで、午前7時の開場に大物うごめく第2ポンドで朝マヅメを迎えることにした。ルアーはDrミノージョイントFをセレクト。これまで幾度となく40アップを獲ってきた実績の高いルアーだ。

早々に30cm級ニジマスヒット

まずは池中央の立ち木周りを中心に撃っていく。基本的にはタダ巻きなのだが、テキトーに巻いても釣果にはつながらない。ここで大事になるのは、リトリーブスピードだ。ジョイント系のミノーは、巻きスピードによって動きが変わる。

速く巻けばブンブンとケツを振る強いアクション。遅く巻けばフラフラと魅せるアクション。そしてさらに遅く巻くことで、アクションをあえて破断させ、死にかけの小魚を演出することができる。

どのアクションがいいかは、その時の状況次第だが、私は基本的にスローリトリーブ→デッドスロー、ファーストリトリーブの順で、そのアクションに反応があるか見ている。

エリアトラウトフィッシングで希少な60cm『イトウ』と対面ネットに収まったニジマス(提供:週刊つりニュース中部版APC・山根嶺河)

今回はスローリトリーブに軍配が上がったようで、釣りを開始して3投ほどで30cmほどのニジマスをキャッチした。サイズには物足りなさを感じつつも、早くも反応のあるアクションにたどり着けてひと安心だ。

強烈ヒットで60cmイトウ浮上

今度は立ち木周りを撃っていく。立ち木の真横にルアーが来た瞬間、ガンッ!と強烈なバイトが襲った。すかさずフッキングすると、ジィィイイイッというドラグ音とともに、大きな水しぶきが上がり大物を確信した。

大物ヒットに喜んだのもつかの間、ラインを切ろうと立ち木と立ち木の間に魚が突っ込む。幸い朝イチということもあり、人が少なくすかさず立ち位置を変えて体勢を整える。

ドラグを締め、強引に立ち木周りから引きはがすと、今度はゴンゴンという重い首振りでルアーを外そうとしてくる。数10秒ほどファイトしたところで、ようやく魚もバテてきて無事に寄せてネットイン。

エリアトラウトフィッシングで希少な60cm『イトウ』と対面ヒレピンのきれいな魚体だった(提供:週刊つりニュース中部版APC・山根嶺河)

うれしさと安堵で思わず顔がほころぶ。それもそのはずだ。釣り上げたのは、人生2匹目のイトウだったのだ。サイズは60cm。ヒレピンできれいな個体だった。

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