シロアマダイを狙って三重県・紀北町紀伊長島三浦のフィッシング光栄へ。結果はシロアマダイが7匹。初めてのエサ釣りにしては上出来となった釣行をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・山根嶺河)
シロアマダイ釣り
おぼろ雲に覆われ、ぼんやりと輝く太陽に白く薄化粧した紀北の山々も一層美しさを増している。
今回はそんな山々にも負けない白く輝く美しい高級魚、シロアマダイを狙って2月19日に三重県・紀北町紀伊長島三浦のフィッシング光栄へと足を運んだ。
今回使用するタックルは、ロッドは紅牙N69MB・TG・AP、リールは炎月CT151HG‐L、ラインはボーンラッシュWX8の0.8号、リーダーはグランドマックスFX5号。
タイラバタックルだが、釣り方は生きシラサエビを使ったテンビン仕掛けで狙うライトなエサ釣りだ。オモリは40号、仕掛けはアマダイ仕掛けをセットした。
30cmシロアマダイから登場
つけエサのシラサエビは尻尾をカットして、まっすぐ刺すことを心がけるといいだろう。
まずは40~50mラインの砂地からスタート。仕掛けを底まで落としたら、3~5回ほどオモリで底をたたき砂を巻き上げる。その後少し浮かせた状態でアタリを待つ。
開始早々、コココッという小さなアタリがきた。しかしルアーマンのくせなのか、すぐにアワせてしまい痛恨のスッポ抜け。回収すると、頭だけかじられたエビが残っていた。
エビを付け直し再び落とすと、またもアタリがあった。今度はしっかりとアタリを聞いてからアワセを入れる。しっかりと重みが乗り、ようやく掛けることができた。上げてくると、30cmほどではあったが本命のシロアマダイの姿が見え、幸先のいいスタートを切ることができた。
40cm超えにサイズアップ
しばらく同じラインを流して2匹ほど追加したところで、場所移動することに。今度は60mラインの深場へとやって来た。この場所では魚探にも反応が映り、いかにも釣れそうな雰囲気がムンムンとしている。
仕掛けを落として10分ぐらいしたところで、ゴン!と気持ちのいいアタリが訪れた。すかさずアワせると、良型を思わせるジージーというドラグ音が鳴り響く。バレないように慎重にやり取りすると、深い海の底から、白く輝く宝石が浮かび上がってきた。
そうそう、コレが釣りたかったんだよ!ネットの中には40cmオーバーの良型シロアマダイの姿があった。これだけで1万円前後はするだろうか。スーパーではまずお目にかかることがないサイズに、思わず顔がほころんだ。
強烈な引きは50cmイトヨリ
さらなるサイズアップを期待して60mラインをひたすら流していくと、ココココッと重みを感じる細かなアタリ。アワセを入れると、先ほどとは比べ物にならないほどの引きで、ラインが出される。
巻いては出されてを繰り返して、ようやく姿が、見えた。赤と白のコントラストでマダイを確信したが、いざ上げてみると50cm近いイトヨリだった。
その後も同じラインを流してシロアマダイとイトヨリを釣っていると、急に強風と雨に見舞われたので、ここで納竿となった。