朝ご飯のおかずと言えば焼き魚。なかでもアジやイワシの干物が代表的だ。ただ、食べるのが面倒なうえ、魚の臭いが気になるという人も少なくない。そこで今回は釣り好きの店主(藤まる食堂)がおすすめする「スズキの一夜干し」を紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
下ごしらえ
持ち帰ったスズキはシンクに移し、たわしで滑りを取るようにして洗う。
次に頭とワタを取り、3枚におろす。3枚におろしたスズキは皮を剥ぎ、腹骨と中骨を取ってサク取りにする。
食べやすい大きさにカット
サク取りしたスズキは食べやすい大きさに切り、これに軽く塩を振る。好みで薄口しょう油&みりんに漬ける「みりん漬け」にしてもいい。
皿に並べる
塩を振ったスズキは皿に並べ、そのまま冷蔵室内で干していく。この時、魚が重ならないよう間隔を空けてほしい。
本来なら、専用の干し網を使いたいところだが、どうしてもハエなどの害虫が寄ってくる。そのため、冷蔵室で干したほうが安全でラク。
干す時間は?
干す時は裏表が乾くよう、魚をひっくり返しながら行う。これをまる1日置けば一夜干しの完成。この状態だと、かなり生に近い状態だが、焼いてみると、魚の味が凝縮された深い味わいになっている。
保存方法
保存する際はラップをかけ、冷蔵室内で約1週間。冷凍だと、3か月ほど持つ。
そのまま置いて干物にも
また、そのまま2~3日置いてもいい。さらに干し続け、カチカチの干物になっても、これはこれで料理にする方法がある。
例えば「みそ汁のだし」、ダイコンと一緒に煮る「煮物」など。
<松田正記/TSURINEWSライター>