水温が低下してきたら、温排水周りのクロダイがアツい!今回は衣浦港にてボートからの前打ちで、クロダイを2匹キャッチした釣行の様子をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉浦永)
クロダイ狙い前打ち釣り
前打ちはクロダイが潜んでいそうなテトラ帯やゴロタなどの足元に、カニやエビを落として狙っていく釣り方。落とし込みは表層から中層を狙うのに対して、前打ちは底を狙う釣り方だ。
前打ちの仕掛けは基本的に「細い仕掛け」であることが多い。そのため、強烈な引き味のクロダイに対して、ハリス切れを起こさないような釣り人の繊細なやり取りが求められる。そのスリリングなやり取りが釣り人を魅了させる。
狙うポイント
冬場にボートから前打ちを楽しむ際に狙いとなるのは、温排水が流れるテトラ帯のポイント。冬場に水温が10℃ほどに低下しても、温排水周辺のポイントは20℃近い水温があるため、クロダイが集まりやすい。
タックル&仕掛け
タックルはクロダイ専用ロッドを使用。長さは3.5~4.5mほどのジョイントタイプがオススメだ。リールはクロダイ専用のタイコリールに2号のミチイトを巻いて使用している。
ハリスは何種類か用意する。1番太いハリスで1.5号、基本は1号、細いハリスで0.6号を使用する。細いハリスにするほど切られやすくなるので、やりとりの腕前が求められる。
ガン玉は2B~6Bを使用する。潮流が緩い時は軽いガン玉を使用して、潮流が速い時は重いガン玉を使用する。
エサ
クロダイを専門で狙う場合は「カニ」を使用する。
一方で、メジナやキビレなどを狙いたい場合は「イソメ」を使用する。カニはクロダイ狙いで、イソメは他魚種狙いたい。それぞれの使い分けがキーとなる。
衣浦港でボート前打ち
釣行日は1月22日。天候は晴れ。潮回りは中潮で、午前8時50分に満潮、14時40分に干潮。
当日は7時に衣浦港のポイントへ到着。まずはその日の潮流をチェックすることから始めた。その際にかなり潮流が速く、底取りが難しそうだと感じたため、ガン玉6B(2.20g)を使用。
カニを底まで沈めて、底を歩かせるように釣りをする。テトラに張り付かせたり、テトラから外して流してみたり、サオの穂先を絶妙に動かしながら、カニをコントロールしていくと、「コツっ」とサオ先に若干の違和感を感じる。
すぐにアワセを入れると、クロダイがヒット!強烈な引きを味わいながら、テトラで切られないようにやり取りして良型をキャッチ!