『アジング』ステップアップ解説 冬の釣り場探しは「北風攻略」がキモ

『アジング』ステップアップ解説 冬の釣り場探しは「北風攻略」がキモ

アジは適水温15度前後まで冬場も釣ることができる。今年はどんな冬になるかわからないが、1月くらいまで釣れることもある。厳しいのは寒さだ。しかし、寒さを味方につける方法を身につければ、むしろ真冬だって快適なアジングにできる。今回は冬場のアジングの場所探しについて解説しよう。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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冬のアジングは忍耐の釣り

真冬の釣りとなるとメバリングもそうだが、アジも冬の釣りは寒くて人間側の精神力が持たない。真冬に無理をして釣ると、体力や場所の条件によっては本当に怪我や事故の危険が高くなる。うまく寒さを避けながらアジングをしよう。

気象的にどうしても真冬は忍耐の釣りとなる。寒い。しかし、なぜ寒いか?ここまで考えればヒントが出る。真冬の風は山が張れる。ほぼ北東や北西、何せ北側から冷たい風が吹いてくるのだ。

『アジング』ステップアップ解説 冬の釣り場探しは「北風攻略」がキモ真冬もアジは釣れるけれど(提供:TSURINEWSライター井上海生)

北風に山を張って場を決める

北風に山を張ると、真冬の釣りがラクになる。これはアジングだけでなく、どの釣りでもそうだろう。ただアジングは1gアンダーの軽量リグを細いラインで運用するので、他の釣りよりも風対策はもっとちゃんと考えたい。

では、真冬の北風を避ける方法とは何だろうか?

風裏を見つける

風裏。「かざうら」といったり「かぜうら」といったりするが(ちなみに筆者は前者派)、ともかく風の裏に入ってしまえばラクだ。風が吹いてこない場所。つまり風が吹いてくる方角に、遮蔽物があるポイントだ。

遮蔽物は何でもいいが、ベストなのは高い建物や壁だ。ほとんど北風を遮ってくれる。風裏に入ると、真冬の体感温度は本当に天と地ほどかわる。防寒をしっかりと決めていれば、風裏に入ると凍えずに釣りができる。

『アジング』ステップアップ解説 冬の釣り場探しは「北風攻略」がキモ建物が風を遮ってくれるとベスト(提供:TSURINEWSライター井上海生)

ちなみに海辺の防風林は、海から風が吹いてくる方角に向かって立っていることが多いようだ。塩害を低減するためだろう。防風林がある場所は、ほとんどは局地的な偏光風に対応するためのもので、必ずしも北風を防いでくれるとは限らないので気をつけよう。

風を低減できる段差を探す

外向きの海と内向きの海を見ることができる防波堤などによくあるのだが、大体外向きが高くなっていて、内向きが低くなっている。このような段差を利用することも手だ。

風が外向きから吹いてくれば、内向きはかなり打ちやすい。プチ風裏とでもいうべきか、同じポイントでも、本当にちょっとした段差で打ちやすさがかわるので、よく見ておこう。

2mまではフォローで受ける

北風に山を張って、それでも風を避けられないときには、風速を見る。風速2m程度までならば、フォローで受ければそんなに寒くはないだろう。

ただ風に正対しても風を後ろにしても、神経を削る冷たい北風が吹きつける中では、ラインメンディングが難しい。こういう場合は、なるべく水面に近い足場にエントリーして、サオと水面の位置を近くして釣るとライン管理がしやすい。

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