播磨灘にレギュラーサイズのハマチが大きな群れで入ってきました。そんな10月、満月の大潮でハマチの快釣をしました。調子に乗り少々釣りすぎた釣行をリポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター丸山明)
ハマチの群れが回遊中
落とし込み釣りのマイワシが姿を消し、小さいカタクチイワシを食い始めると青物ジギングはなかなか手強く、いわゆるマッチザベイトになりにくい時期だそうです。
外洋から大阪湾へ入った青物の群れは、エサを求めて明石海峡を抜けて播磨灘に、その多くが入ってきます。この10月中旬には、レギュラーサイズのハマチが群れで入ったようで、播磨灘でたらふくをエサを食べて、11月後半にはメジロサイズになるようなひと潮一寸の成長をします。
この釣行で釣ったハマチは、満月の大潮で回遊してきた今秋の大きな群れです。
ベイトはタチウオの新子
青物の胃袋は湯がいてポン酢で食べると、かなりのおいしさです。さばく時に胃を取るのですが、同時に食べているものを見極めるのも情報収集です。イワシの形跡は無く、タチウオの新子を食っています。
消化は速く、6~8時間で体外排出だそうで、朝の胃に残っているのは、その朝に食ったものです。朝ごはんを食べていない個体は胃が空っぽで、おいしそうに私のジグに飛びついたようです。
エサがかわってきました。泳ぎが上手でないタチウオ、それも新子ですから潮の速い時はヨタヨタ泳ぎで、狙いやすく、おいしいエサなんでしょう。
勿論、イワシがいればたらふく食うでしょうが、食うエサの種類が広がれば、活性も高くなり、ジギングが容易になるはずです。
「タチパターン」
青物は小さいタチウオを食べる時期があり「タチパターン」と関西では呼ばれています。マッチザベイトのタチウオを模したシルバー系の細長いジグで狙うことが多く、ジグサイズが大きく重くなります。
私は、タチパターン用ジグにこだわることなく、通常のジグを使用しています。10~12月の時期、普通のジグで何の問題もないだろうと思います。乗合船と違い魚が見るジグの数も少ないので、マッチザベイトより小さいサイズには、確実に反応するはずです。
タチウオだけにしか反応しないならば、小アジを使用したのませ釣りは成立しなくなります。重たいジグを使わず、いつもの120~160gで釣ります。
連続ラインブレイク……
大潮の3日目、釣れなくても潮のせいにはできないいい潮が、この後の中潮へかけて続き、ボート釣りに風も弱く天気良好の日、ひとり気ままに5:50出航です。
明石沖カンタマで、7時釣り開始です。水深55~25mへのカケアガリを潮の流れに乗せてボートを流すジギングゲームです。ところが、期待に反し何の反応もなく時間が過ぎていき、突然ラインの高切れ。潮の流れは3kt近くですので、フグではなくサワラにやられました。
気分転換でラインシステム作り直しをして、再開後アタリと同時に再びやられました。これは、リーダーの先端がやられたので、食った時に歯が当たったのでしょう。ジグを連続で失い、魚は釣れず、意気消沈です。