海海岸線の地形&海底形状が立体的に分かる無料オンラインサービス『釣りドコ』を活用し、南紀の磯をランガン。新子アオリイカ連発のエギングゲームをお届け。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS編集部・中西)
秋の新子アオリシーズン
秋といえば新子アオリイカのシーズン。楽しみにしているファンも多いかと思う。何しろあのおいしいアオリイカが、波止や手近な地磯から簡単に釣れるシーズンなのだ。また、このコロナ禍で釣りに興味を持ち、アオリイカに挑戦してみようとお考えの方も多いのではないだろうか?
とはいえ、人気のこの釣り、メジャーな波止や地磯はあっという間に定員オーバー。釣り場所がなくてあちこち探すだけでいい時間を逃してしまうなんてこともよくあること。多少釣り場の知識があっても苦労させられるのだから、初挑戦の方には大きなハードルだと言える。
釣り場探しに『釣りドコ』
そんな時に覚えておいてほしいのが、『釣りドコ』。海岸線の地形はもちろん水深約20mまでの海底形状が立体的に分かる無料オンラインサービスだ。
これとちょっとしたアオリイカの性質を知っていれば、もうポイント選びで困ることはないはず。詳しく見ていこう。
新子アオリの居場所
まず確認しておきたいのが、秋の新子アオリイカについて。アオリイカは生まれてから死ぬまでをおおよそ1年のサイクルでおこなう年魚。春、浅場の藻場に産み付けられた卵は、晩春から初夏に孵り、夏の間は外敵の少ない浅場でエサを追って成長する。そして、秋が深まり水温が低くなると、水温の安定する沖の深場へ落ちて冬を越す。
底がゴツゴツした浅場
以上のことからも分かるように、200~300g程度のいわゆる新子サイズは、まだまだ捕食される側に回ることも多く、捕食者のいない浅場で小魚を追っていることが多い。特にシーズン序盤の晩夏から初秋のシーズンは、地磯から狙う場合大型フィッシュイーターが入ってこない、そして身を寄せる石や磯の入った「底のごつごつした浅場」というのがまずは一つのキーワードとなる。
潮が動く場所
そして、もう一つのキーワードが、しっかり「潮の動く」場所。これはどんな魚にも言えることだが、潮が動かない場所は魚の活性が低く、居ても食ってこないことが多い。
海底地形図から探す
あとはそんな条件の場所を「釣りドコ」を見ながら探すだけ。釣りドコなら海底が岩場なのか、砂地なのかはもちろん、ツブ根、沖根まではっきり見ることができる。今回はあまり気にしなかったが、底の状態以外に、遠浅か急深か、溝や船道なども目で見ることができるので、ターゲットに合わせた海底選びや、根際やカケアガリといったポイントを狙い撃ちできるのだ。