夏の相模湾を賑わせるのが、キハダマグロにカツオ。毎年多くの釣り人がこの夏のスプリンターに挑戦する。7月31日に釣友2人と初挑戦となるライブベイトで挑んだ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター永井航)
一俊丸でライブベイト
今回は茅ヶ崎港から出船する一俊丸さんにお邪魔した。コマセで狙うキハダ、カツオは経験があるが、全員がライブベイトは初めてとなる。
そもそもライブベイトはイワシを中心とした活きエサをマグロ、カツオのナブラに投入する泳がせ釣りの延長のようなものだ。仕掛けはハリスとハリのみの単純な構造で、オモリなどは一切なく、フカセ釣りの要素も含んでいる。一見難しそうにも思うかもしれないが、船の合図でエサを投入できれば問題ないだろう。
レンタルタックルで挑戦
エサの付け方はエラ掛けを基本とし、鼻掛けや口掛けも使われる。ハリやリーダーの結び方ができないと乗船は難しいが、それさえクリアしてしまえば大きな問題はない。タックルもキャスティングタックルなどを流用できる。また船宿によってはレンタルの用意がされている所もある。
今回は釣友含め全員がレンタルタックルでの挑戦となる。ただナブラを見つけ、さらに中乗りが投げるエサに魚が食いつかないと釣りにならないという特性上、一日中クルージングとなり船中釣果なしという可能性もある釣りである。
群れを探してクルージング
仕事の多忙さなどで個人的に2ヶ月振りとなる釣行で、前日から楽しみでなかなか寝付けない状態。久しぶりの魚を是非とも釣りたいところだ。乗船代を払いタックルを受け取り乗船。
6時20分頃に船が茅ヶ崎港を出ると、ナブラを探しながら西の大磯、小田原方面へ走る。相模湾内にカツオの大きな群れが入ったという話を聞いていたので、すぐにサオを出せると思っていたがここから長いクルージング。
やっと群れを見つけた時にはすでに時計は10時。しかしその群れも中乗りが投げるエサに見向きもせず、船の接近に合わせて沈みあっという間に見失ってしまった。
マグロ巨大ナブラと遭遇
やっと見つけた群れに振られてしまい船中は暗いムード。しかし今度はマグロの巨大ナブラが前方に出現。1mはあるであろうマグロ達が跳ね回るナブラに思わず歓声があがる。
あっという間に周囲の船も集まりエサやらルアーやらを投げ込むが間に合わず……。釣れれば大きなチャンスだったが厭戦気分を吹き飛ばす出来事だ。