4月24日の釣行では河岸からの投げ釣りでウナギをゲットしたので、今度はボートでウナギを狙うことにした。本命2匹を仕留めた5月上旬の釣行をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)
揖斐川でウナギ狙い
5月上旬、例年ボートでのウナギ釣りは暑さを感じる7月くらいから始めるが、4月24日に河岸からの投げ釣り(ぶっこみ)でウナギをゲットしたので、例年よりも早めにボートでウナギを狙うことにした。
釣り仲間で船長でもある河端さんと妻と私の3人での釣行。昼すぎから雨が降りだし、午後3時くらいまで本降りだった。午後6時くらいに雨はやむ予報だったので信じることにした。
しかし、前日も夕方から悪天候になったためか カメジャコが入荷していない状況で、いろいろ当たったが入手できなかったため、今回はボケとアケミ貝をエサにした。今年もカメジャコは入手するのが難しいようだ。
出船してみると、予想以上に風が強く、釣りにくい状況だった。富田浜から出船して、揖斐川下流域から約15分のポイントに到着する。
到着してから準備をしていると、やはり風の強さが気になる、風が吹くので体感温度がその分低くなるため、夏場とは異なり少々寒さを感じた。
風向きが南南東で川の流れが上流から下流へと流れ、風向きと異なるため 船の固定に手間取っていたが、河端さんが長年の経験を生かしトモとミヨシにアンカーを入れて前後で船を固定して釣りやすい環境を整えてくれた。
この周辺は河口ではあるが、海の潮の影響を受けるため、川の流れが勝るか、それとも海からの潮が勝るかで流れが変わる。釣り開始時は海からの潮の影響を受けたが、川の流れが勝ったため船首を川上に向けて船を固定して釣りを始めた。
小型アカエイがヒット
私はミヨシ側を釣り座とし、妻と河端さんがトモ側を釣り座とした。船首側はサオを1本とし、トモはそれぞれ2本ずつの計5本サオを出した。初めにアケミ貝をチョイスして、川上に向かって約20mの場所に仕掛けを投入した。
15分後に仕掛けを回収してみるとアケミ貝が残ったままだったので、エサをボケに変更し、同じポイントに仕掛けを投入した。投入して5分ぐらい経過した後、違和感があり、仕掛けを回収すると、少々重量感がある。しかしリールを巻くと、簡単に浮上してくるため、ウナギが掛かったと思って上げてみると20cm前後の小型アカエイだった。ふと気が付くと雨は上がっていた。
ポイント移動して本命ゲット
30分ほどこの場所で釣りを続けたが、エサが残っている状況が続いたため魚がいないと判断し、上流へ移動することにした。10分くらい上流に行った場所で船を固定し。釣りを再開した。
河端さんのサオに反応があり、上げてみるとウナギが掛かっていた。午後6時30分ぐらいの日没直後でまだ周囲は明るかった。エサはボケを使用していたため、ボケでも釣れることが分かり、この1匹のキャッチに勇気づけられて、ウナギ釣りにますます期待が高まった。
出船前は雨が降り、風もあり、釣りをあきらめようかと思っていたので、なんとか釣りができて一安心といったところだ。
この後アタリはあるものの、アカエイが掛かるのみでなかなかウナギが釣れなかったが、風も収まり釣りやすい状況となった。午後8時30分、潮の流れが変わり、海からの潮が川の流れに勝るようになり、下流から上流へ緩やかに流れるようになったため、船首を下流へ向け船を固定した。しかし、船の姿勢が左右に振られ安定しないため、トモとミヨシ両側にアンカーを入れて固定した。