皆さんルアーのフック、メンテナンスしてますか?著者はたまに刺さりをチェックして交換したり、メンテナンスしています。フックの交換時期と、刺さりの復活法を今回はご紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)
ルアーフックの錆
海水で使ったあとのフック。毎回水道水で洗って乾燥させるマメな性格ならこんなことにはならないのですが、なかなかそうはいきません。釣りで疲れて、帰ってそのまま爆睡。結果1週間もしないうちにフックは錆び錆びに。
試しに指先にハリを当ててみると、ちょっと痛いですが全然刺さりません。新品のころと比べると圧倒的に貫通力が落ちています。こうなってしまうと、せっかく魚がルアーを咥えても刺さりません。ハリ先だけ刺さった状態だと、すぐにハリを伸ばされるかバレてしまいます。
フックの刺さり具合チェック
簡単にハリ先の鋭さを見極める方法があります。それは、爪にハリ先を当ててずらしてみることです。
新品やハリ先が鈍っていないものだと、ずらそうとしてもハリ先が食い込んでいるのでズレません。しかしハリ先が鈍っているものはツルッと爪の表面を舐めてしまいます。ぜひ使用済みのものと新品のものでどれくらい違うのか比べてみてください。
フックを研ぐ
とりあえず、家でも釣り場でも刺さりを一時的に復活させる方法があります。それはヤスリで削る。
これはルアーフック専用のヤスリ。複数メーカーが出していますが、基本どれでもあまりかわらないので売っているものの中からひとつ適当に選んでいただければいいです。
使い方は簡単で、ハリ先に対して斜めに包丁を研ぐように削っていきます。なるべく角度はハリ先に対して75°くらいの角度で削って行きましょう。ある程度削ったら先ほどの方法で鋭さを確認します。爪に食い込むようであればOK。とりあえずは刺さりが復活しました。
フック交換が最良
画像左側のようにある程度の錆びなら、そこまで神経質にならなくても構いません。しかし、右側のように完全に茶錆びが浮いてきていて、ハリ全体に及んでいる場合は要注意です。ハリ先を鋭くしてもハリ自体の耐久力が落ちているので折れ、曲がりリスクが高くなっています。こうなっている場合はもう交換してしまった方がいいでしょう。