今年は3月の気温も高く、例年より桜の開花が早いようだ。3月27日、十津川村でも桜を見ながら渓流ルアー釣りが楽しめたので、その様子をお伝えしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター奈良鱒兵衛)
十津川水系でアマゴゲーム
解禁より一月程過ぎた3月27日(土)に十津川水系の旭川へ出掛けることにした。自宅を午前3時に出発、国道168号線を十津川村方面へ進んだ。五條市を抜けると十津川村に入るが、旭川は十津川村へ入って少しのところにあり、5時ごろには旭川沿いの道に入った。入川ポイントを探すが幸い先客の車もなくお気に入りのポイントに車を止めて準備をすることにした。
まだ暗い中ウェーダーにウェーディングブーツをはきタックルの準備をする。今回のタックルは、トラウト用ロッド4ft8inchにナイロンの4lbを巻いた2000番のハイギヤのスピニングリールをセット、ルアーはシンキングミノー5cm、カラーはピンクヤマメを選んだ。
水深のあるポイント探り釣り上がる
少しずつ明るくなってきたが、十分に準備運動をして6時過ぎに入川することにした。川の様子は少し前に雨が降ったようでやや増水ではあるが、水質はクリアーだ。水温計は電池切れだが実感としてはそれほど冷たくはない。前回の十津川解禁釣行はかなり渇水だったので今回の条件はよく楽しみだ。
早速この次期にアマゴがついていそうな水深のあるポイントを探りながら釣り上がることにした。
小さな淵で1匹目がヒット
少しすると小さな淵があり、アップキャストで流れ込みの中へルアーをアプローチ。流芯をアクションを入れながら巻いてくると、初めてチェイスがありあっさりヒット。強い引きではないが慎重に手にしたのは13cmのとても綺麗なアマゴだ。今回もやり取りを楽しむだけなのでヒットしてくれたことに感謝してリリースした。
早々のヒットに気分もよくさらに釣り上がって行くと、先ほどと同じような淵がありここでも同サイズのアマゴをヒットと順調だ。さらに少し歩くと桜が咲いている場所があり、少し休憩することにした。温かいコーヒーをいただくがロケーション効果もあり最高においしく何とも癒される思いだ。
カーブの深場から21cm登場
休憩の後もさらに釣り上がっていくと、カーブになって流れが岩盤に当り水深が深くなっているポイントが出てきた。流れが岩盤に当たる場所へキャストして少しルアーを沈めてからアクションを入れて巻いてくると、グッっと強いアタリがありロッドが止まった。
先ほどとは違い強い引きでワクワクしながら慎重に手にしたのは21cmのアマゴだ。想像したよりは小さいが体高もありかなり元気もよくファイトを楽しませてくれた。