自作の道具で上げた1尾はサイズや数以上の感動がある。今回は管理釣り場で使えるドライフライの作り方を紹介。「おうち時間」を有効活用して、たくさん作ってみては?
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 小谷友樹)
製作に必要な道具
・バイス
ハリを固定する道具。専用品が望ましいが、小型の万力での代用も可。参考価格¥2000前後~
・スレッド
フライを巻く専用のイト。参考価格¥600程度
・ボビンホルダー
スレッドを巻く際にテンションを掛けられる。参考価格¥700~3000程度
・フィニッシャー
スレッドの締め込みに必要なツール。使用方法は形状ごとに要確認。参考価格¥600~3000程度
これらがそろったお得なセット品もあるので探してみては?
材料
・フライ用フック
♯10~16管理釣り場ではバーブレス必須。カエシを潰して使用。参考価格…1箱¥500~2500
・フォームシリンダー
参考価格…6本入り¥600程度
・ダビング材
ボリューム感が出せればなんでもいい。参考価格…¥1500前後
・マラブー
各色用意。参考価格…1パック¥600前後。
作り方
では、作り方を解説していく。
工程1
ハリをバイスに固定してスレッドで下巻きする。
工程2
マラブーを好みの長さに切り、ハリの曲がり始めに固定。マラブーのテール部をつまんで、立つように後ろ側にスレッドを巻くことで、テールがフックの先端に絡みにくくなる。
工程3
フォームシリンダーをフックに合わせて適当な長さにカットしておく。
工程4
ダビング材をスレッドに付けて、ボディーにボリューム感を持たせる。
工程5
切っておいたフォームシリンダーを固定し、最後はフィニッシャーで止めて完成。
使い方
インジケーターにやたらアタックしてくる魚がいることから作ったこのフライ。利点は、とにかく何度使っても沈みにくいこと。半永久的に浮力が保たれるので繰り返し使うことができる。また、長さや色を変えれば、刻々と変化する管理釣り場の状況に合わせて攻略できる。
また、ラバースカートを足のように巻けば表層を意識したブラックバスにも効果絶大。バスの管理釣り場や夏の湖などで使ってみては?
<週刊つりニュース関東版 小谷友樹/TSURINEWS編>