3月14日(日曜日)、奈良県天川村でアマゴの漁期が始まった。混雑は覚悟で解禁初日を楽しんできたので、この様子を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター奈良鱒兵衛)
解禁前日から入り準備万端
天川村のアマゴの放流量は多く、大阪からのアクセスもいいということもあり、解禁日は毎年大勢の人で賑わうため、前日から天川村へ入り年券の購入や釣り座を探すことにした。
国道309号線で天川村入ったのは23時、少し天の川本流を下流へ向かうが、この日は夜通し開いている販売もあり、釣り客の姿も見かけた。私は南日裏地区で楽しもうと、ここで年券を購入して朝を待つことにした。
川の様子を販売店の方にうかがうと、雨が降ったようで少し濁りが入っているが、十分楽しめると言うことだ。それとこのところコロナの影響で釣りやキャンプが人気なので初心者の人も多いと思うが、マナーを守って楽しんでということだ。
天の川でルアートラウト
しばし車で仮眠をとり、4時に合せた目覚ましで起きると周りには沢山の車が止まっている。私も暗い中準備をして釣り座の確保に向かった。既に釣り座に着かれている方もあるが、空いている場所もまだまだあり、暗くて川の様子もわからないが適当な場所で夜が明けるのを待つことにした。
今回のタックルはトラウトロッド6ftにナイロンの4lbを巻いた2000番のスピニングリールをセット。最初に選んだルアーはシンキングミノー5cm。カラーは薄暗い中からの釣りになると思い、視認性の高いチャートカラーを選んだ。川の中に立ち入ることは必要なさそうなので、防寒長靴で対応することにした。
1投目に18cmアマゴ
6時ごろには次第に明るくなり、エサ釣りの人はサオを出しはじめ、サオを曲げて楽しまれているのが見えた。私もワクワクしながら1投目を対岸の深場を狙いキャスト。アクションをいれて巻いてくると心地好いアタリがあり、ヒット。慎重に手にしたのは18cmの綺麗な天川村のアマゴだ。
さらにキャストを繰り返すと数投目に再びヒット。先ほどと同サイズのアマゴだ。同じように同じルアーで2匹を追加したが、次第に見切られてきた様子だ。人が多く安易に移動してしまうと入る場所をなくしてしまいそうなので、ルアーのカラーチェンジをして様子をみることにした。
エサ釣りの方と場所かわり追加
するとルアーを追いかけるのは見えるがヒットまで持ち込めない。なので管理釣り場で使うような軽量スプーンに交換するも、反応はあるもののヒットに持ち込めない。少しコーヒーを飲みながら休憩をすることにした。
隣のエサ釣りの方もアタリが遠のいた様子で、少し話をして場所を入れかわることにした。これがお互いによかったようで、私は良型のアマゴを含む2匹を追加、エサ釣りの方もサオを曲げている様子だ。
ルアーにはスレておらず好反応
この付近でお土産に考えていた6匹をキープしたので、ここからはやり取りを楽しみリリースすることにし、車で少し移動しながら放流ポイントを探ることにした。空いているポイントでも近くの人に声をかけて入りキャストして探っていくと、エサ釣りの人が多かったエリアではルアーにはスレておらず反応がいい。
意外においしいポイントもあり、エサ釣りでは届かない場所にアマゴがたまっているなどして連続ヒットもあるなど順調だ。次第に反応がなくなれば車での移動になるが、11時頃に漁協近くのポイントを最後に帰ることにした。