カットウ仕掛けで独特の釣趣を楽しめるショウサイフグ。
概況
茨城鹿島の幸栄丸では7日12~42尾。
不動丸では日並みで13~39尾。
豊丸も受け付けている。
大洗や日立でも乗っ込みを迎える今後、盛期に突入する。
タックル
下図のようなカットウ仕掛けが主流。
竿は繊細なアタリを捉えるため、先調子で感度のいいものが好適。
オモリのカラーはブラックや蛍光、集奇付きなどさまざま。
潮色や活性によって使い分ければより数を伸ばせる。
エサの付け
親バリにエサのアオヤギを刺す。
まず黒いワタの部分を付け、次に橙色のベロの部分を縫い刺して4~5粒こき上げる。
余ったヒモなども縫い刺しにしてコンパクトにまとめれば完成。
最後に集魚効果やアタリのでやすさを求めて、イカの短冊を付けてもいい。
釣り方
投入からアワセまでの流れは図の通り。
投入時はオモリとカットウバリが絡まないよう、オモリを持って振り込むようにするといい。
船の上下動が激しい場合は、タナ取り後、3~5秒間隔で空アワセを入れるタイム釣りも有効。
エサが動くことで誘いにもなる。
アタリははっきりでることもあれば、モゾモゾ反応がでたり、モタレるだけなどさまざま。
いかにアタリを捉えていけるかが釣果を伸ばすカギとなる。
反応がないときはフグが好むエサのワタが食われてなくなっていたり、仕掛けが絡んでいることがあるので回収して確認する。
魚が掛かったらテンションを緩めず一定速度で巻き上げる。
処理~調理
釣った魚は免許を持ったスタッフがきれいにさばき、身だけにして渡してくれるので安心だ。
料理法は刺し身、空揚げなど。
寒い時期は鍋にするのも最高だ。
シメは上品な出汁を心ゆくまで堪能できる雑炊がお勧め。
<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>