10月3日、大阪南港でアジング。小型ワームを使用した、新考案の「ライトタチウオゲーム」もテスト的に試した釣行をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)
大阪南港でアジング
日時:10月3日 16時40分~20時程度
場所:大阪南港 波止
当日の潮周り:大潮 時合いに向かって上げ
ほとんど無風で、海の雰囲気もよく、非常にやりやすいコンディションだ。偏光グラスをかけると、水中にアジが入っているのは目に見える。しかし、群れの密度は高くない上、すぐに通りすぎてしまう。というのも、私の横でサビキ師が先行して入っており、そのサビキに夢中のようだ。
見えているアジは無視して、「この群れの下にまた別の群れがいるはずだ」と思い、レンジを入れて探ったが、無反応。時合いはそれで終わってしまい、悔しい思いをした。
私がこのとき釣っていた方法は、軽量ジグヘッドを使いワームの止めを意識する「レンジキープ」釣法だ。もう少しヘッドを重くして、ちょんちょんと動かし、リアクションバイトを狙った方がよかったかもしれない。
新考案「ライトタチウオ」を実験
残念ながらアジングは不発に終わったが、この日、私が「お楽しみ」にしていたのは、これからの釣り。それが、新考案の「ライトタチウオ」だ。ライトゲームのタックルでタチウオ釣りを成立させるために考えてみた。
ライトタチウオタックル
・アジングロッド 6.4ft UL
・スピニングリール 2000番
・PEライン 0.3号
・リーダー 6lb(3.5ノットで結束)
・先イト 30lb 電車結び
・ジグヘッド 2.5~3.5gに2inch級ワーム
このようなタックルセッティングだ。不安材料は、PEラインとリーダー本線のノットがタチウオ抜き上げ時の重みに耐え切れるかだ。(もちろん、タモは持参した)。
また6lbに対し30lbという先イトの設定でノット強度も心配だった。しかし、ドラグの調整でイト切れを防ぎ、魚とうまくやり取りする想定でやってみる。
巻きの釣りでヒットしたが…
最初は、ダート型のジグヘッドで、ワインドを試す。反応はない。3.5gのジグヘッドでのワインドは、シャクる動きでロッド操作が少し大振りになると、すぐにリグが浮いてきてしまう。ダートアクションも、うまくいっている確信がなかった。
次回釣行では5g程度のジグヘッドを使い、しっかりと操作している感覚を把握しながら、もう一度試したい。
次は、リトリーブの釣り。これは、懇意にしている釣具店のベテランスタッフから「タチウオは食い上げの魚だが、巻きの釣りのときには、体を横向きにして追いかけてきてリグを丸呑みする」と聞いたので、ハリが上向きの一般的なバス用のジグヘッドを流用した。
そして2inch級ワームでレンジを刻み、探っていると、一投目で突然何かがアタった。しかしタチウオ独特のあの猛然たる引き込みではない、これは何か別の魚だ。そう思ったら、釣れたのはカサゴだった。
どうやら気がつかないうちに、ボトムをたたいてしまっていたらしい。反省。本線はPE0.3号と細イトなので、油断していると、思っている以上に沈む。レンジキープ要注意である。
中層で20cm級アジ
気を取り直して中層を意識してリトリーブしていると、また何かがアタった。しかし、これもタチウオの強い引きではない。何かモサモサした感覚で、揺れるような泳ぎ。
上がってきたのは20cm級のアジ。先イトの太さで、引きがぼやけたのだ。
アジングでは釣れなかったクセに…と思いながら、10月初のアジをキャッチできたのは嬉しい。