9月5日、兵庫・播磨灘へマイボートでの落とし込みに出かけました。涼しい朝の時合いを狙い、ハマチ4匹をキャッチした釣行をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・丸山明)
播磨灘の状況
2020年のシーズン、青物は順調なスタートをしています。8月は、イワシを食べてメジロ並みに太り、脂が乗ったハマチが釣れます。今後はさらに、たらふくエサを食べて成長するでしょう。
11月にはブリの群れも来るはずなので筆者としても楽しみ。日本海地方での落とし込み釣りは有名ですが、播磨灘でも手軽にでき、イワシなどのベイトの群れの周囲にいるハマチなどを狙います。
落とし込み釣りの基本
太ハリスのサビキ仕掛けをベイトの群れに落としていくと、ベイトがハリに食いつき、プルプルとアタリが出ます。そのまま、タナを少し下げて心静かに待ちます。すると、周囲にいるハマチが、その動けないベイトを見つけて近づくと、ベイトが暴れます。
穂先はブルブルと震えだします。次にベイトをくわえ頭を振って飲み込もうとすると、穂先はバタバタと変化して、食い込んで走り出すと、竿先がグイーンと突っ込みます。
潮が効き始めると一気に活性が上がり、面白い釣りができるのが落とし込み釣りの魅力です。筆者は例年より早く、8月から少々ハマっています。
高砂沖へボートで出船
当日は夜明け頃の5時40分が干潮で、朝に潮が動き始める日は、活性が上がり狙い目です。こんな日は、朝の潮で刺激を受け、腹を減らした魚の時合いが来ます。それも、好きな潮周りである大潮の後の中潮で、海況予報も安全な日です。これは、朝7~10時に時合いアリと見込みます。
晩ご飯のハマチを釣ったら10時に沖上がりの納涼釣りで、残暑の厳しさを逃げます。これがひとり気ままなボート釣りの良い点。納涼釣りで高砂沖へ向け6時30分出航です。
ベイトは豆アジ
魚探反応は、ベイトがイワシではなく豆アジで、底層付近に群れを作っていて、その周囲にハマチがいます。
ハリス8号の落とし込み仕掛けを底へ沈めます。ベイトは落としていく時に食ってくることが多いので、慎重にスピードをセーブしながら落としていき、底へ着けば2、3回シャクります。ベイトが食わなければ中層まで巻いて、再度落とすと食ってくることが多いです。
金銀の平打ちのハリにベイトが食えば、誘われてハマチが食ってくる魔法のハリです。