【釣果レシピ】アカエイの「みそ煮」&「唐揚げ」 新鮮なら臭みは無し

【釣果レシピ】アカエイの「みそ煮」&「唐揚げ」 新鮮なら臭みは無し

伊勢湾奥で狙える一番の大物といえば、やはりアカエイだ。今回は、そのアカエイが釣れた時の注意と、おいしいエイと言われるアカエイ調理例を紹介する。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・浅井達志)

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レシピ その他

伊勢湾の大物アカエイ

伊勢湾のアカエイは、普通に釣れるものでも10kgクラス。大物ともなれば20kg近いものも存在する。サメなどと同じく卵胎生の魚で、初夏になると手のひらサイズの赤ちゃんを見かけることも多い。

本命として狙っている人は少数だろうが、シーバスを狙っていても、根魚を狙っていても、砂モノを狙っていても、ウナギを狙っていても、これがよく釣れる。

アカエイが釣れた時の注意

アカエイは青物のようなスピードはないが、ヒレの面積が大きいのでトルクは強烈。ひたすらラインを出され、底に張り付かれて手も足も出なかった、という経験のある人も多いだろう。アッと思う間もなくサオを持っていかれた人もいるのではないだろうか。

尻尾の太いトゲの毒

運良く釣り上げても、その尻尾には毒を持つ太いトゲがある。しかもトゲは1本だけでなく複数あることも多い。そのトゲの両サイドにはノコギリ状のギザギザが並び、それがカエシの役目を果たすため一度刺さると簡単には抜けてくれない。

エイの毒はタンパク毒で、重症になると血圧低下や呼吸困難を引き起こし、アレルギー反応でアナフィラキシーショックを起こせば死に至ることもあるという。まあ何かと危険なヤツなのだ。

スレ掛かりの場合

口元にハリが掛かっていれば何とか寄せられるが、ルアーが尻尾にスレ掛かりなどした日には、長時間にわたって振り回されることになる。海底に張り付かれると持久戦になってしまうので、とにかく魚を浮かせるようにテンションを掛けるのがファイトのコツだ。

ランディング時

ランディングの際、尻尾を振り回して暴れることがあるので要注意。大型の場合はタモやギャフが必需品となる。ハリを外す際は、タモ枠などで尻尾を押さえ、その上から足で踏んで(トゲは踏まないように)確実に固定しておきたい。

【釣果レシピ】アカエイの「みそ煮」&「唐揚げ」 新鮮なら臭みは無し尻尾を固定、足で踏んで針外し(写真は悪い例)(提供:週刊つりニュース中部版 APC・浅井達志)

リリースする場合

釣り上げたエイをそのまま放置していく人もいるが、それはNG。タモに入れたままリリースするのが一番簡単だが、それができない場合はニッパーなどでトゲをカットするなどして(トゲは放置しないように)安全にリリースしたい。

アカエイの下処理方法

アカエイを「リリースが難しい」という場合は、キープという選択もアリだ。アカエイはおいしいエイとしても知られ、地域によっては魚屋で売られていることも多い。

【釣果レシピ】アカエイの「みそ煮」&「唐揚げ」 新鮮なら臭みは無しこれがなかなかうまい!(提供:週刊つりニュース中部版 APC・浅井達志)

サメやエイなどの体内には、浸透圧維持のため尿素が含まれており、死んで時間がたつとアンモニアに変わる。おいしく食べるコツは、そうなる前の新鮮なうちに食べてしまうことだ。

アカエイの可食部分は、左右両側のヒレの部分。軟骨魚なので出刃包丁で簡単に切り落とすことができる。全体に対する歩留まりは悪いが、元が大きいだけにかなりの量だ。適当に切り分けたら、熱湯にくぐらせてヌメリを落とし、皮を引いて下処理は完了だ。

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