色鮮やかに花々が咲き誇り、うららかな陽気に心が弾む春。3月22日の夜、釣り仲間の高橋さんが所有するボートで名古屋港ナイトボートゲームを楽しんだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・川中みちよ)
温排水口でメッキ狙い
潮は新月前の中潮。満潮からの下げ潮狙いで、愛知県・飛鳥村の筏川から午後6時に出船となった。そろそろ桜の開花も目前だというのに、強い春北風(はるならい)が冷たく頬を切る。同行者は高橋船長の他、ユーチューバー「まるけーちゃんねる」のまるけー君と実業家笠井君の若手2人。そして本紙APCの浅井さんだ。
まず向かったのは風裏となる温排水口。照明の当たるエリアでメッキとサバを狙う。メッキは黒潮に乗って運ばれてくる南方系のヒラアジ類の幼魚の総称で、冬の水温低下に耐えられないため死滅回遊魚と呼ばれる。だが、温排水口周りでは越冬する個体もいて、今回狙うのも、そういった魚たちだ。
開始早々メッキが次々
若手2人はミノー、私はワームでスタート。開始早々から20~25cm級のメッキが次々とヒットし、船上には歓声が上がる。水面には無数のライズが見られ、魚の活性も高そうだ。
ここで浅井さんが、ルアーをペンシルベイトに付け替えてくれた。小刻みなトゥイッチで水面をジグザグに泳がせるというのだが、これが意外に難しい。船長と浅井さんからラインテンションのオンオフを意識するようアドバイスをもらい、何とかコントロールできるようになってきた。
トップウォーターでもヒット
すると予想通り、メッキが水面から顔を出し、勢いよくルアーに飛びついた。トップウォータープラグは初めてだったが、小さなメッキとはいえ迫力がすごい。
途中からメッキの中に25cmほどのサバも交じり始め、メッキと同様にペンシルベイトにヒットしてくる。若手2人は船長のアドバイスで明暗の境目を狙い、シーバスやヒラセイゴもキャッチ。もう入れ食い状態だ。