天候不順も手伝って、なかなか思ったように釣りに出かけられない日が多い今年の春。3月26日、大阪・堺市のへら釣り西池へ出かけた。エサの配合を徐々にかえながら反応の良いエサを探し、きれいな魚体のヘラブナを2ケタ釣る事ができた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター森宮清釣)
冬場のヘラは泥に潜る?
時々寒い日もあるけれど、暖かい日が多くなって来た。問題は天候だ。テレビなどで天気予報を見ると、曇りだったり傘マークが付いている時が多い。雨だったら困るな・・・と思って外出を中止すると、そんな時に限って快晴。だけどお昼前から強い風が吹いて胸を撫で下ろす事も多いのが春なのだ。
ところで管理釣り場のヘラブナはどうしているのかご存じだろうか。釣りをしていて数回経験した事があるのだが、ヘラブナたちは、水の冷たさから逃れようとしているのか、底に溜まっている泥の中に潜って過ごしている。
皆目アタリが出ない時に突然小さなアタリ。余り動かないが浮かせた魚はまるでパンダを思わせる黒い模様で、タモに収めると、泥を被ったヘラブナだったと大笑いする時がある。
へら釣り西池
3月26日、絶好の釣り日和のようなので南海高野線・萩原天神駅近くのへら釣り西池(大阪・堺市)へ釣行した。最近、良く訪ねているこの池は、池の半分に屋根があるので雨天でも楽しく釣りができる池である。
今回は屋外のエリア北側に釣り座を構えたが、ここでは良く大型が釣れていたから、一度試してみようと思っていた場所だ。コロナウイルスの影響で釣り人は少ないだろうと思っていたが、外エリアだけでも釣り人は10人くらい居た。
水面の反射光が眩しいが、大物が釣れそうだと思うだけで苦にならなくなる。
仕掛けとエサ
仕掛けは釣り始めが竿15尺、道糸1.2号、ハリス0.4号(35cmと30cm)、ハリはプロスト3号を使った。
エサは一景のソフトグルテン30cc、バラケグルテン30cc、荒粒ペレット10ccだ。
まずは寄せに徹する
打ち込み開始から15分ほどでサワリや小さなアタリがウキに出る。小さなアタリはモロコのようで、始めは寄せのためにアワせていたが、10回ほどで止めて、以後はヘラブナのアタリを待つ事にした。
強烈な手応えで34cm雌
10時過ぎにようやく待望のヘラアタリが出た。早アワセ過ぎたようで空振りだったが、次の打ち込みで強烈な手応えが来た。いつも思うのだが、手応えが強烈過ぎるとスレ掛かりじゃないのか、と思ってしまう。
竿も細身の本調子なので、何度ものされて腕がだるくなり、両手で竿を持つ哀れな姿でのやり取りだ。長く感じたが数分の格闘で浮いてきたのは34cmのきれいな雌のヘラブナだった。
12尺竿での釣りは合っていない?
15尺の竿で30cm級を2匹釣った後、12尺の竿に変更した。エサも一景のベースグルテン30ccと底餌クロレラに変更したが、このエサの組み合わせは外れだったようで、スレで2匹掛かって、口にハリが掛かったヘラブナは9寸くらいのが1匹だけだった。
好反応な配合を見つけた
午後2時頃から竿を10尺に変更、エサも一景の底餌クロレラ45ccにダンゴの底釣り冬15ccを練って打ち込み開始。このエサはどちらも単品でも良く釣れるエサだが、底餌クロレラは少し早めにバラけるので、エサ持ちを良くするためにダンゴの底釣り冬をプラスした訳だ。
このエサの組み合わせは正解だったようでアタリ続出。30cm級も交じったが、ヘラブナのサイズは幾分小さくなった気がしたが、数が出て午後3時半の終了時には何とか2ケタをクリアしていた。
<森宮清釣/TSURINEWS・WEBライター>