茨城県にある牛久沼水系の西谷田川沿いのホソは四季を通してマブナの魚影が濃く人気が高い。ポイントと攻略法を紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・岩井一彦)
西谷田川沿いのホソ概況
ホソは幅1~1.5m、水深50cm前後。底は砂泥質、両岸はコンクリート柵板護岸で固められて足場はいい。所々にある機場や水門付近は水深1m以上と深い。魚の越冬場所になっており、真冬でもアタリを得ることができる。
3月に入ると越冬を終えた居着きの魚が浅場へ移動を始め、また本流からも機場などを通して魚が入ってきて数・型とも楽しめるようになるのが例年のパターン。今年は暖冬のため乗っ込みが早まるものと予想される。
マブナ釣りオススメポイント
乗っ込み期のマブナ釣り場は上流の狸山橋周辺がおすすめ。谷津田の緑に包まれ実にのどかで静かに釣りを楽しむことができる。また、最近の私の経験から最も実績が高く、何度もいい思いをしている。
ポイントは、(1)小水門の金格子際(2)枝ホソの交差点(3)田んぼから出ているパイプ(4)ボサ陰や水中の障害物の陰(5)ホソの地下排水溝の土管周辺(6)ホソがカーブしている場所など。
タックルと攻め方
小場所のため竿は1.2~1.8mのヘラ竿や小ブナ、タナゴ用が使いやすい。ミチイト0.6号を竿いっぱいに結び、ハリス0.4号5cm、ハリは秋田キツネ3号をチチワ結びで接続。木製トウガラシウキ2cmをゴム管止めした下に小粒目印を3個付け、トップが水面より2mmくらい出るように板オモリで調整。
エサは軟らかめに仕上げた野釣りグルテンダントツを米粒大に丸めてハリ先に付ける。赤虫はモロコやクチボソがうるさいので避けた方が無難だ。4月に入ると細めのキジ(ミミズ)でもいい。
釣れる魚は奇麗な15cm前後がメイン。たまに尺級が出るのでタモは忘れずに。乗っ込み期のフナは足を使って探り歩こう。一カ所で粘らず、アタリがなければどんどん移動しよう。フナが回遊してくるのを待つより、フナの居場所を突きとめるくらいの気持ちが必要だ。なお、本流でもマブナ釣りが楽しめる。上岩崎橋上流のアシの切れ目狙いで、4m前後の竿にヘラスタイルの釣りやシモリ釣りをするといい。
<週刊つりニュース関東版 APC・岩井一彦/TSURINEWS編>
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