身近な河川で手軽に振り出し竿で巨大魚と対峙する。今回は釣りの中で最も簡単な部類に入る、食パンを使ったコイ釣り『パンコイ』（パンプカとも呼ばれる）を紹介する。こんなに身近で簡単な釣りにもかかわらず、昔から一部の愛好家にしか行われていないのは勿体ない話。この記事を読んで、お仕事前に、放課後に、釣竿1本と食パンを手に水辺へ出向いてほしい。
（アイキャッチ画像提供：WEBライター・楢崎人生）
釣った魚の扱い方
死闘の末に釣り上げたコイ。記念撮影をしたくなるのは釣り人として当然の事。その際に注意してほしいのは魚を寝かせる場所だ。
濡れた土や草の上に寝かせる（提供：WEBライター・楢﨑 人生）コンクリートの上は絶対にNG。いかにコイが強い魚といえど、体表が傷ついたり、真夏なら高温で火傷し高確率で死に至る。必ず濡れた土や草の茂っている場所に丁寧に寝かせてあげよう。それが命のやり取りをした魚への敬意というものだ。記念撮影が終わったら自力で泳げることを確認し、優しくリリースしてあげよう。
パンコイはいつでも誰でも楽しめる！
季節を問わず子供から大人まで楽しめる、身近で手軽な釣りがパンコイだ。たとえば、コイをパンで寄せてフッキングするまでを経験者が行い、コイとのやり取りは子供や釣り未経験者に任せ、ランディングはまた経験者が行う、といったコミュニケーションツールにもなりえる。
経験者と一緒なら子どもや初心者でも安心（提供：WEBライター・楢﨑 人生）もし近くの川でコイがのんびり泳いでいたら、パンコイにチャレンジしてみてほしい。ランディング後に肩で息をするような大物に出会える可能性も十分にある。安全に十分気を配り、楽しい釣りを。
＜楢﨑裕史／TSURINEWS・WEBライター＞
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