サカナを使った冬の鍋の王様と言えば『クエ鍋』。なかなかお目にかかることのできない逸品ですが、そもそもなぜクエは高級なのでしょうか。今回は、「幻のサカナ」と呼ばれるクエについて調べてみました。
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近大がクエの養殖に成功!
そんな中、【近大マグロ】で有名な近畿大学水産学部が、2016年にクエの養殖に成功しました。
同じハタ科の大型魚である「タマカイ(ゴライアスグルーパー)」というサカナと掛け合わせることで【クエタマ】という4倍近い速さで成長する品種を作り出しました。
しかも、味は原種のクエに負けずとも劣らないというのです。今現在は日本国内よりも、中国などへの出荷が多いようですが、もう少しすれば日本国内でも広く普及していくと予想されています。
「幻のサカナ」から「食卓のサカナ」になる日もそう遠くないかもしれません。
<近藤 俊/サカナ研究所>