なんとしても記憶や記録に残るような釣り初めにしたいと、1月3日、南紀へデカメバルを狙いにメバルプラッギングゲームへ行ってきた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・伊藤太盛)
メバルプラッギングで紀伊勝浦へ
1月2日の夜遅くに自宅を出発し、日付が変わった3日の午前1時ごろに和歌山県・紀伊勝浦に到着。早速準備を済ませ実績のある地磯に入った。
このポイントはとにかく広大なシャローエリアで、ピン撃ちするよりもフロートを遠投しテンポよくラン&ガンが優位なのだが、記録は出なくて記憶には残るだろうとプラグを使用した『メバルプラッギング』にこだわった。
使用したのはCD-5のリップを削ったリップレス仕様で、カラーは定番のアカキンのみだ。
状況としては小潮2日目で大きく潮は動かず、月も半月でそこそこ光量もありさらにウネリも少しありで、条件としては悪い。それでも撃ち続ければ1匹くらいは釣れるだろうと思い、5時ごろまで頑張ってみたが何も反応がないまま体力の限界を迎えたので、いったん終了とした。
夕方からは田原の地磯へ
翌3日は前日のリベンジをすべく、昼間にポイントの確認を済ませ日が落ちるのを待った。また、この日は前日とエリアを変え、少し南下した田原の地磯を選んだ。
ポイントの特徴としては、外洋向きでウネリの影響を受けやすいが、入り組んだ地形でもあるので向きを選べば撃てるポイントは多い。それでも前日同様にウネリは入っており、忘れたころに大きな波が来るので安全な場所でスタートした。
ここはシャローが多く根もキツいので、ルアーはあまり沈まないように意識する。また、ルアーが魚以外の何かに当たれば、少しサオをあおって根掛かりを回避しながら使用する。
スリットや沖の根周りを中心に撃ちながら反応を見ていく。
磯際で33cm尺メバルヒット!
そして流れの緩い小さなワンドの磯際を平行にルアーをゆっくり通してくると、ショートバイトからガツンときた。間髪入れずアワセを入れると、しっかり魚の重みを感じる。
潜られると根ズレが怖いので、一気に浮かせて強引に巻いて魚を寄せる。尺以上でラインが出るような強めのドラグ設定でも、時折ラインを出され抵抗されたが、なんとかランディングに成功。そしてサイズを確認すると33cm。堂々の尺メバルだ。
魚に感謝し、弱る前にリリースし2匹目を狙う。その後もサイズアップを狙いラン&ガンを続けるが反応がない。
そこにきてウネリが大きくなってきたので、撃てる場所も少なくなってきた。なんとか撃てる場所を探して釣り続けると、1回だけヒットしたが、強引に寄せたら途中でバレてしまった。
それからはさらにウネリがひどくなり、このまま続けるのは難しいと判断しここで納竿とした。
最終釣果
結果的には釣果は尺メバル1匹だったが、狙い通りに釣れたのでいい初釣りとなった。また、地元釣具店のダービーにもエントリーできる1匹となったので満足度は高い。
この南紀のメバルだが例年ではこれから2月末ごろまで産卵が絡み非常に難しくなる。3月以降少しずつ回復期となり、また釣りやすくなると思うので、プレミアムな1匹を狙ってみてはいかがだろうか。
<週刊つりニュース中部版 APC・伊藤太盛/TSURINEWS編>