水温が15度を下回ってくる頃からが本番入りとなる、和歌山・三尾沖のチヌ(クロダイ)。ここは乗合船から短竿+ダンゴと言う、かかり釣りスタイルで狙うの特徴だ。今季は水温が高めに推移しているためシーズンインが遅れている状況だが、様子見を兼ねて、WEBライターの大西与志夫さんと出かけてみた。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)
強烈な引きの正体は?
昼過ぎの納竿が迫った頃、何気なく竿を持ちかえようとした大西さんの竿先に大きめのアタリが出た。大きくアワせると、これがとんでもない引き。一気に竿をひん曲げて、指で押さえているスプールが逆転してラインが飛び出していく。到底チヌとは思えない引きで、そのままラインブレイク。結局、正体は分からないままだった。
ラスト1投ではショウサイフグ
その後、少しエサが取られるようになって、そろそろラストにチヌが来るか・・・と、思っていた矢先、フッと穂先を押さえ込むアタリ。大きくアワせると、それほど重量感はないものの頭を振るような引きに、チヌかマダイか・・・と期待が高まったが上がってきたのはショウサイフグ。残念。と、ここで残念ながら納竿時間となってしまった。
今後の展望
今回は釣果に恵まれなかったが、原因はやはり水温が高めに推移している事と、気圧配置の関係か、潮が釣り時間を通してまったく予定とは違う方向に流れてしまった事だろう。
水温に関してはこの日が15.8度との事で、例年、本番に入るのが1月で15度を切ってからと言う事を考えると、かなり遅れてのシーズンインとなるだろう。
水温の低下とともにチヌがポイントに集まりだし、その後は群れで徐々に移動するのを追いかけていく。その頃になると年無しクラスや、45cm超の2ケタ釣りも有望との事だ。
<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>