外房ハナダイ釣行で本命ツ抜け 好ゲストに尺級イシダイも【直栄丸】

外房ハナダイ釣行で本命ツ抜け 好ゲストに尺級イシダイも【直栄丸】

「新年の初釣りに相応しい見た目と、縁起がよさそうな名前の魚はハナダイでしょう」と言う多田さんと、晴天とナギの予報がでた1月4日(土)に釣行した。釣友は36cmの良型を釣り上げ、私は尺級イシダイ3尾と大~小ハナダイを15尾釣り上げることができた。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・木津光永)

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船釣り エサ釣り

第一直栄丸でハナダイ釣り

釣行当日は出船予定の45分前に外房片貝港の船着場へ到着。空いていた左舷ミヨシ寄り2番と3番の釣り座に並んで座る。

外房ハナダイ釣行で本命ツ抜け 好ゲストに尺級イシダイも【直栄丸】直栄丸船着場(作図:週刊つりニュース関東版 編集部)

5時半、左舷6人、右舷5人の準備が整った第一直栄丸は山本義雄船長の操船で出港。

日の出を迎えつつある海を東南東へ進み、航程45分で水深約28mに魚礁を沈めた釣り場に到着。船を旋回させて流し方を決めた船長から「準備をしておいてください」とアナウンスがある。

晴れで北西から風速約2~3mと弱く、海面はナギ。潮の色はわずかに濁りを含んだ緑色で表面水温は約18度。この時期としては平年よりも4~5度高い、同地で「真潮」と呼ばれる北東へ流れる潮だ。

当日のタックル

6時半「根掛かりに気を付けて海底から20mまで探ってください。はい、どうぞ」と投入OKの合図。

1投目、底ダチを電動リールに登録しようと操作している間に根掛かり。厳しい洗礼を受ける。

船長から「イナダが回って来るので2.5号がいいですよ」と手渡された仕掛けをセット。

外房ハナダイ釣行で本命ツ抜け 好ゲストに尺級イシダイも【直栄丸】当日のタックル例(作図:週刊つりニュース関東版 APC・木津光永)

まずは22cm本命にベラの一荷

2投目は根掛りを避けることを優先する。まだ薄暗くミチイトのマーカーがよく見えないので、リールのハンドルを回す数を頼りに海底から4m前後上まで巻き上げて、これを登録。

すると、このタナで小さなアタリがでて、リールのスロー巻きによる巻きアワセをすると、1mほど上げたところで少し強めのアタリがでる。水深20mまで手巻きを続け、3点掛けを目指すが2回目のアタリから先は音沙汰なしで電動リールを中速で巻く。

上がって来たのは22cm本命とベラの一荷。最初の小さなアタリが後者で、少し強めのアタリがハナダイだったと推測。

左舷トモでは30cmのウマヅラが釣り上げられるが、船中ではエサが半分かじられて上がってくる様子が見られた。

バラしたヒラメは3kg級

流しの後半、底からタナを取ろうとコマセワークしている途中で小魚がヒット。

それを無視して誘い上げ続けると根掛りのような手応えが到来。重いが仕掛けは上がってくるので「マダコでも乗ったか?」と思ったが、海面下まで大人しく上がってきたのは3kg級のヒラメ。

「仲乗りさんにタモ取りしてもらおう」と思ったが、最後で下に突っ込まれてあえなくバラシ。本命がシブい日にこのバラシはもったいない。

魚礁周りで20~25cmがダブル

30分ほどで移動の合図がでて、片貝沖に山脈のように並ぶ魚礁を順に攻めていく。

次の魚礁で釣友が22cmを単発で2尾、釣り上げる。「下のタナは小さいよ。上へ、上へ誘って水深20m近くで大きいのが出ますよ」と聞いていたので、水深24m~20mまでを何度も探るが23mから上では全く口を使わず、深いタナを探るほかない。

そんな状況を釣友と確認し合って、3つ目の魚礁で深ダナに的を絞ると、20~25cmが一荷でダブル。

外房ハナダイ釣行で本命ツ抜け 好ゲストに尺級イシダイも【直栄丸】本命に笑顔の筆者(提供:週刊つりニュース関東版 APC・木津光永)

釣友には良型36cmハナダイ

4つ目の魚礁も同じ水深を狙う。左舷トモ寄り2番に入っていた渡辺さんが33cm、続いて釣友が良型を掛ける。仲乗りがタモですくったのは36cmだ。

外房ハナダイ釣行で本命ツ抜け 好ゲストに尺級イシダイも【直栄丸】渡辺さんの33㎝良型(提供:週刊つりニュース関東版 APC・木津光永)

5つ目の魚礁では、船中でイナダが3尾、20~25cmのハナダイがぽつぽつ。

外房ハナダイ釣行で本命ツ抜け 好ゲストに尺級イシダイも【直栄丸】多田さんが船中最大36㎝(提供:週刊つりニュース関東版 APC・木津光永)

ゲストにイシダイ、イシガキダイなど

10時、6つ目の魚礁で私に強いアタリ。アワセ無用で上がってきたのは33cmのグッドサイズ。その後は再び20~25cmの拾い釣りになり、次の魚礁に移動。

11時、左舷トモ寄り2番で23cm~27cmの一荷が続いて、私の狙いダナでは30cmほどのイシダイが断続的な引きをみせる。

ここでは20~25cmハナダイの3点掛けに続いて33cmイシダイがヒット。回り直すと同型のイシダイを追釣。25cmほどのクロメバルも追加して正午に沖上がり。

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