年末年始の食材として人気があるハナダイ。外房片貝では今シーズン、数に波はあるものの良型が有望。12月18日（水）、増栄丸から釣行した。
（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース関東版 四家匠）
TSURINEWS編集部
ラスト1時間でダブル、トリプルと良型連発
残り1時間。「最後は型を狙いに行きます」とポイント移動。コマセが効きだすと、30cm級が入れ食い状態。「この船宿は初めて」と言う左舷大ドモの菊池守さんには30cm超えがダブルでヒット。両手に花で笑顔があふれる。さらに、トリプルも上げて順調。
細かくていねいな誘いで釣果を伸ばした入澤さん（提供：週刊つりニュース関東版 四家匠）反対舷の入澤裕次さんは「ハナダイはこの船宿に決めていて、正月用に釣りに来ました」と、安定した誘いで数を稼ぐ。
使用した仕掛け
使っているのは船宿のオリジナル仕掛けで、ウイリーとカラーバリや空バリなど6種類を用意していて、船内で販売している。状況に合った最適な仕掛けを購入できるのが嬉しい。
船宿オリジナル仕掛け（提供：週刊つりニュース関東版 四家匠）30cm後半の良型ばかりでオケやクーラーはすぐに埋まっていく。連発は最後まで止まることなく沖上がり。
最終釣果
全員クーラー満タンの釣果（提供：週刊つりニュース関東版 四家匠）船中釣果は18～38cmが25～41尾。スソは私で、竿頭は入澤さん。マダイやイナダ、イシダイ、イシガキダイ、ウマヅラ、メバルが交じった。素晴らしい釣果で全員が笑顔の帰港。クーラーの中身は良型ばかりで、氷が入らないほどの魚で埋め尽くされた。
コマセハナダイの魅力
コマセハナダイはタナと誘い、仕掛けがカギだった。ベテランとの腕前の差を感じて、釣り方の正解、不正解が明確に出るところに面白みを覚えた。
釣った魚は炙りや塩焼きに。ほかは簡単な干物にした。開いて飽和食塩水に30分ほど漬けたあと水分を取って冷蔵庫で一日放置。
簡易ではあるが身のフワフワ感が残り、適度な塩分と旨味が相まって家族からは好評だった。冷凍保存がきくので数釣れた時にお勧め。
同宿は仲乗りが常駐、大型船で安心。それだけではなく「船長が親切な対応をしてくれる」と釣り人は口をそろえる。初めての人でも安心して乗れるのが嬉しい。今後はハナダイやヒラメなどで出船するのでぜひ訪れてほしい。
＜週刊つりニュース関東版 四家匠／TSURINEWS編＞
