1月7日に行われた釣りサークルの忘年会で、同席した入船丸・入江船長からティップラン乗り合いで空席がでたとの情報が。そこで、急遽翌日に釣行した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 山本智也)
入船丸でティップランエギング
当日の1月8日は午前4時に起床、6時30分には入船丸が出船する伊万里湾の港に到着、ティップランエギング挑戦となった。
朝のコンディションは気温10.5℃、水温17.5℃、北の風2m、中潮。私含め合計4人乗船、ほかの3人は北九州からの参戦。船長の人柄と場所選定の的確さ、手腕に惚れて今春から通い続けているとのこと。
約30分で最初のポイントに到着。今回私は、PE0.6号、リーダー16lb、エギはエメラルダスボートⅡノーマルバージョン3.5号30gでスタート。
水深15~30mを基本の動作で探る
『色はあまりこだわる必要ない』ということだが、持参していたブルーオイルライトブルー杉と夜光パープル杉を気分でローテーションしながら水深15~30mラインのポイントを探っていく。
当日午前中は若干波風があり、まだまだ不慣れな私は、最初基本となるエギのボトムコンタクトがつかみきれず、次の動作である最初のシャクリ、ステイに少々苦戦した。
着底確認→数回巻きシャクリ→5~10秒ステイ(基本ここでアタリ)→水面まで回収→再度ボトムまでフォールをひたすら繰り返す。
ステイ後、面倒でも水面まで回収し、再度丁寧に落とし込む。
ラン&ガンで1kg超コウイカ
船長のレクチャーを受け、できるだけ丁寧な動作を意識しつつ、エギをフォールさせていく。しかしながらなかなかその場の状況にリンクできない、もどかしい時間が過ぎていく。
そんな中、とにかく伊万里湾内でのポイントの持ち駒が多い船長は、アオリイカの時合いとリンクすべく、どんどんポイントをラン&ガンで移動していった。
移動すること1時間、最初は同船者に1kg超え宇宙人コウイカがヒット。どんな釣りでもそうであるが、誰かに1尾釣れると、何となく船上のみんなのテンションも上がる。
船長レクチャーを受けて500gアオリ手中
約2時間後、ようやく私にヒット。ちょうど船長にアクションとステイのレクチャーを受けている最中で、いかにもティップランといえる『クッッ』と小さくティップが入る瞬間が分かり、瞬間のアワセが決まった。
船長も私のロッドティップを見ていてくれたようで、その瞬間『それ!そのアタリ』と言われ、上がってきたのは約500gのレギュラーサイズ。小さくても1尾釣れると、何となくその次からは妙な集中力が湧いてくる。
まだまだ下手くそであるが、ティップを『押さえ込む』『戻る』『震える』といったアタリが徐々にではあるが分かり始め、バラシも何度もあったが、最終的には何とか絵になるキロサイズもヒットさせることができた。
最終釣果
結果、数としては厳しく、私は合計4尾だったが、船長から釣りの動作における改善点も細かく指摘していただいたりで、結果的に非常に満足のいく釣行となった。そして、更なるチャレンジすべく、来月の釣行も再び約束させていただき、帰路についた。
入船丸は、伊万里湾内でのティップランエギング、ボートエギング、ボートシーバス、九州ではまだまだ数少ないトップチヌゲームらにおいて、十分な実績とポイントを熟知しており、船長からは、それぞれ釣りの「動作」においても非常に細かなレクチャーをしていただける。
船長いわく『アオリイカに関してはこれからの季節、サイズアップも望めます!ティップランがうまくなると、おそらくほかの釣りもうまくなりますよ!』とのこと。特にティップランにおいては、独自の理論をお持ちなので、ぜひとも『(ティップを)見て、掛ける』掛けた!釣った!という達成感を味わいたい、ワンランクアップを望んでいるエギンガーにはぜひとも乗船をお勧めしたい。
<週刊つりニュース西部版 山本智也/TSURINEWS編>