管理釣り場の『ミャク釣り』でニジマス28尾【十戸国際ニジマス釣場】

管理釣り場の『ミャク釣り』でニジマス28尾【十戸国際ニジマス釣場】

12月21日、兵庫・豊岡市の神鍋高原にほど近い十戸国際ニジマス釣場に釣行し。ここは30cmを超す尺超えニジマスがいつでも楽しめる釣り場だ。当日も長竿でのミャク釣りでパワフルな引きを楽しんだ。

兵庫県のリアルタイム天気&風波情報

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・森雨魚)

アバター画像 TSURINEWS編集部

渓流釣り 淡水の釣り

山はうっすらと雪化粧

午前6時過ぎに到着し、受け付け時間を待つ。現地の気温は2度。周囲が明るくなるにつれ、うっすらと雪化粧をした山の様子が見え始める。思わず身震いをする寒気に、喫茶店で飲むホットコーヒーは、暖を取るための特別な温かいおもてなしだ。

とっても親切なマスターに感謝し、早速、受け付けを済ませて放流ポイントと予約時間を申告。喫茶店前の上流部で、ほぼ仕切りのない足場の良い右岸からパワーロッドで居残りレインボー(ニジマス)を狙ってみる事にした。

管理釣り場の『ミャク釣り』でニジマス28尾【十戸国際ニジマス釣場】足場の良い右岸から入釣(提供:WEBライター・森雨魚)

1投目から泣き尺レインボー

当日は、ミミズとイクラのエサを用意し、ワクワクした気持ちで第一投。いきなり目印が水中にスパッと、消し込んだ。

来た!

とばかり瞬時にアワセを入れると、ドスンと言う手応えとともに、一気に上流に走りだした。しっかりといなして、やんわりと引き抜き、本流用のタモにナイスインしたファーストヒットのレインボーは、ポッチャリボディーの泣き尺サイズのメス。

養殖放流ものとは思えない、各ヒレがとても美しいグッドコンディションの魚体だ。スタートから嬉しい歓迎に、思わずテンションアップしてしまう。

ガン玉2段打ちで攻略

その後、さらに上流部のやや水深のある流心ポイントの脇では、ガン玉Bの2段打ちで2mほど流し、上下の誘いを入れた途端にグッ、ググッと、食いアタリがありヒット。ゆっくりといなしにかかる。

管理釣り場の『ミャク釣り』でニジマス28尾【十戸国際ニジマス釣場】当日の仕掛け(作図:TSURINEWS関西編集部・松村)

時折、パワフルで強烈な引きで下流に走られながらも、信頼のおけるパワーロッドは、主導権を譲らず水面を滑らせるように、魚を下流から足元に引き寄せてくれ、タモで掬い取り御用。

楽々取り込んだ2尾目のレインボーは、体高のある軽く尺超えのオスだった。やや鼻曲がりの精悍な顔つきは、見とれるばかりだ。

管理釣り場の『ミャク釣り』でニジマス28尾【十戸国際ニジマス釣場】ナイスファイトだった雄のニジマス(提供:WEBライター・森雨魚)

放流直後は連発も・・

上機嫌で5尾目を釣り上げたところで、予約放流時刻ピッタリに喫茶店下流の指定ポイントに放流をして頂き、心機一転、リズムに乗るように尺超えサイズを連発で引き抜き絶好調。

しかし、そうはうまくいかないもので、4尾を釣り上げたところでアタリがストップしてしまった。「場荒れしてしまったのかな? おかしい・・・」。放流魚は、何か異常がない限り、ほぼ放流ポイントに定位するもの。レインボーの特性を推理して、下流も探ってみたが1尾を追加したのみ。どこへ行ったのだろうか。

上流ポイントでサカナ発見

水量が少ないためだと判断し、仕切りのない最初にメスを釣った上流のポイントに移動してみる事にした。するとどうだろう、いきなりのヒット、ヒットだ。やはりこのポイントに移動していたようだ。

そうと分かれば、7mの長竿を利用し、距離をおいて下流ポイントから約4m区切りで攻めていく。ヒットすれば一気に水面に浮かせて、やや下流へと誘導してゆっくりといなす。空気を吸わせて落ち着いた頃合いを見計らって立ち位置を下流に取り、流れに乗せて取り込む。

楽しくスリリングな時間

次々とヒットしたレインボーがタモへ収まるたびに、尺超えのゴン太ボディーに大感激しながらもハリのチモトをチェック。丁寧にエサを刺して、ソフトにキャストすると、目印がピタリと止まるアタリが鮮明に出る。パワフルな引きがロッドを襲うたび、「とっても楽しい!スリリング!」の連続だ。

次のページで最終釣果発表!