『ハゼ釣り乗合競技会』取材レポート 後半には入れ食いも【深川冨士見】

『ハゼ釣り乗合競技会』取材レポート 後半には入れ食いも【深川冨士見】

11月末、東京湾門前仲町の深川冨士見が主催する「ハゼ釣り乗合競技会」が行われた。大型船と練り舟に分かれ、総尾数で順位を競った。当日は大型船から乗船取材した。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 宮崎千恵)

TSURINEWS編集部

船釣り エサ釣り

30人の釣り人が大会参加

江戸のころから続くハゼ釣り。江戸前の天ぷらの代表でもある。昔とは風景が異なり高層の建物が多くあるが変わらずにいる魚を狙い、船宿から15分ほどの深川周辺が当日のポイント。

部門は2つ。通常の遊漁船で釣りをする・大型船、櫓(ろ)を船長が手でこぐ・練り舟。受け付けで希望の部門にエントリーする。今年は、後者の希望者が多く集まり、各2隻出しになった。

7時30分、30人の釣り人が集まった。六代目・石嶋広士さんが「悪天候で延期になりましたが、きょうはいい天気で開催できます。日ごろの感謝を形に変えさせていただけましたら…」とあいさつ。各部門ごとに、釣り座番号が書かれたマッチ箱を引き、抽選が行われた。

辰巳橋周辺で実釣開始

準備ができたところで、大型船から出船し、辰巳橋周辺で開始。ベテランは9~11尺の対になった竿を使用したり、初めてハゼ釣りをする人は貸竿で挑む。右舷トモ2番の川上さんは左右で硬さの違うカーボン竿を使用し「気分転換できるので」と、それにあったオモリや仕掛けを用意して状況によって変更する。

『ハゼ釣り乗合競技会』取材レポート 後半には入れ食いも【深川冨士見】工夫を凝らしていた川上さん(提供:週刊つりニュース関東版 宮崎千恵)

多くの人が座って釣りをするなか、レンタル竿を片手に一人立って挑んでいるのは若松さん。中乗りや反対舷に座る人と楽しく会話をしている。左舷胴の間では、和竿を使いこなす浅井さんが、隣り合わせた初めてハゼ釣りをする白井さんに丁寧にレクチャーし、やさしくサポートしている。大会でも船上では各人が楽しんでいる様子。

『ハゼ釣り乗合競技会』取材レポート 後半には入れ食いも【深川冨士見】白井さんは良型がヒットした(提供:週刊つりニュース関東版 宮崎千恵)

後半は入れ食いタイムも

3線3駅を利用できるので電車釣行の人も多く、門前仲町駅から船宿間で送迎してくれる。右舷トモの鈴木さんは都営線を利用。安藤さんはJRから東西線を使って来たそう。

前半はぽつぽつと本命が掛かるほどだったが、後半食いが上がり入れ食いもあった。最後に追い上げを見せた人もおり、十分な釣果で終了となった。隣同士でカウントして検量。お互いの釣果に会話が弾む。沖上がり後には、船宿で温かい豚汁が用意されて、箸をすすめてホッと一息。

『ハゼ釣り乗合競技会』取材レポート 後半には入れ食いも【深川冨士見】下船後は美味しい豚汁で一息(提供:週刊つりニュース関東版 宮崎千恵)

その後、表彰式が行われた。五代目の一男さんは「ここにきて急にいいハゼが上がるようになり、今年はこの周辺で開催することができました。船頭の力が入りすぎて練り舟の柄が折れるトラブルはありましたが、みなさんが釣ったのは〝江戸前のハゼだよ〟」と力のこもった総評。続いて上位表彰から参加者に抱え切れないほどの参加賞が釣果順に渡された。

大会結果

大会後には屋形船内にて食事をしながら参加者同士親睦を深めたり、当日の反省を話したりしながら、船宿からの感謝のもてなしがなされた。終始和やかなムードの一日だった。なお、上位入賞者は別表の通り。

『ハゼ釣り乗合競技会』取材レポート 後半には入れ食いも【深川冨士見】順位表(作図:週刊つりニュース関東版 宮崎千恵)

同宿では今シーズンのハゼ乗合は終了し、シロギス乗合、予約制のアジ船で出船中。また、仕立や屋形船の予約も随時受け付けしている。

<週刊つりニュース関東版 宮崎千恵/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
深川冨士見
出船場所:深川周辺
この記事は『週刊つりニュース関東版』2020年1月3日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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