前回の大潮から2週間経ち水温も16度台まで低下。シラス漁の漁船操業も盛んになってきていて、どうやら一部のハマチのエサがシラスパターンになってきている様です。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・丸山 明)
明石沖でジギングゲーム
12月13日、満月が明るく照らす夜明け前6時過ぎに出航して、明石沖を目指します。寒い冬の朝の着ぶくれスタイルで、7時過ぎにジギング開始です。
水深50mの底を取り、ゆっくりとジャークとフォールをさせて巻き取ります。ジグは、先ずはピンクシルバー150gから誘っていきます。第一投は、大きくゆっくりと海底から少し上を探るも、アタリはおろかかすっても来ないのが現実です。
当日は、水深50mから20m近くまでのカケアガリがある、崖みたいなポイントの上をボートで潮に乗って流していきます。途中40m付近に大きな岩礁帯があり、ここがベイトの寄り場になっています。
魚の食いはイマイチ
前回2週間前の潮と大きく違わない流れのはずですが、魚の様子は随分と渋くなっているようです。上げ三分の時合いを狙えば確実だった11月とは違い、今日は何事もなく上げ三分を過ぎてしまいます。
シャクるパターンをジャークやフォールを大きくしたり小さくしたり、ピッチを速くしたり遅くしたりと変えていきます。ジグのカラーもピンクシルバーからブルーピンクに変更しますが、時々小さくジャレに来る程度で、フッキングに至りません。
ようやくヒットするもサワラに切られる
1時間少々経過して、フワフワひらひらのジグに、やっとグンっと力が加わりアタリがありました。よし食った。しかし手ごたえを感じた次の瞬間には、フワッと軽くなってしまいました。どうやら切られてしまったようです。
リーダーのジグとの結び目から切られています。サワラの仕業です。リーダーに編み込みを入れて結びなおし、潮上へ戻り水深50mからやり直したところ、先ほどやられた40mで、もう一度サワラにやられるドジをしてしまいました。
ピンクシルバーのジグを持っていかれ、かなり凹みました。徐々に食い始めたので小さな時合い到来かもしれません。しかしリグのリペアで2回も無駄な時間を費やします。活性が低いような時の短い時合いでのトラブルは、釣果に影響するので注意しましょう。
45cmハマチキャッチも単発
魚探にいろいろ反応が出てきました。ブリやメジロの大物や、ハマチはどこへ行ったのかと考えていると、レギュラーサイズの45cmほどのハマチが食ってきて、やっと姿を見せてくれました。ただ、9時前でまだ1匹目なので厳しい状況です。
この潮筋で、次にもう1匹追加。少し、ジグのシルエットを小さく見せる150gのシルバーに変更。フワフワひらひらのパターンにサワラは反応しても、ハマチは反応しないようです。
小さくジャレるようにジグを触りに来たり、突っつくようにジグを持上げるような反応が出てもフッキングできず、群れなのか、それとも使用しているジグが気に入らないのか、どうやら活性が引くいようです。
ジャレたり持ち上げたりの場合、フッキングしにくいものの2~3回に1回はガツンと来ますが、それでもやはり掛りません。
シラスパターンでジグは不利?
シラスパターンのハマチは、ジグを見向きもしなくなると言われています。しかし、ハマチの全部がシラスだけを食っているわけではないので、どこかにベイトフィッシュを食ってジグに反応するハマチやメジロがいるはずです。
ポイントを東側へ移動していき探っていきます。意外と近くの潮筋にジグに反応する群れがいるはずですが、どうやら思うようにそれが見つかりません。
シルエット小さなジグでハマチが連発
ジグもシルエットの小さいタイプで、普通のワンピッチジャークをゆっくりしたパターンに変えて狙っていくと、40~30mへのカケアガリで食ってきました。
潮流速度のピークを過ぎ始めたところで、時合いが再び出たようで、もう1匹追加して、4匹目。切りの良い5匹を目指して、意地のようにシャクるものの、12時過ぎの上げ潮の潮止まりまでに追加ができませんでした。