日本海『寒グレ』好機 磯フカセ釣りで30〜40cm良型手中【鳥取】

日本海『寒グレ』好機 磯フカセ釣りで30〜40cm良型手中【鳥取】

太平洋側よりも水温の低下時期が早い、日本海。水温の低下とともに本格化する磯釣りでは、近年、グレ(メジナ)のサイズがどんどん良くなり、40cm超が狙える釣り場も増えてきた。11月23日は荒天のため沖磯に出られず、有名な地磯である長尾鼻で30cm級のグレ釣りを楽しんだ。

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(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

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海釣り 磯釣り

鳥取県の長尾鼻で寒グレフカセ釣り

11月も後半に入り、もう少しで寒グレシーズンに突入である。普段は和歌山県下をメインに釣行しているが、この時期に面白くなるのが日本海側の磯である。太平洋側よりも水温の低下が早く、グレ(メジナ)の活性も上がるのが早い。

近年、この時期にはエリアによっては40cm、50cmオーバーのグレも出ている。しかし、北西風も強まるため、沖磯に出られる日も限られてしまう。今回は天候に恵まれず、沖磯に出られなかったが、30~35cmのグレがコンスタントに釣れる鳥取・長尾鼻へフカセ釣行した。

青物狙いのルアーマンが多い

朝5時半に到着し。1日500円で利用できる駐車場へ車を止めた。駐車場からの階段を下ると広大な地磯へ到着する。街灯がないため、夜間は必ずヘッドライトが必要である。

長尾鼻は潮通しがよく、青物の回遊も多い事からルアーマンが多い。ルアーマンの邪魔にならないポイントを選び、夜明けを待った。周囲が明るくなってきたので、まきエサの準備を済ませ、仕掛けをセットした。

日本海『寒グレ』好機 磯フカセ釣りで30〜40cm良型手中【鳥取】長尾鼻の釣り場光景(提供:WEBライター・小橋勇飛)

当日のエサ&仕掛け

今回のまきエサは、オキアミ3kgに対してG・MAXとアドバンスグレを混ぜ合わせた。仕掛けは磯竿1号にレバーブレーキ付きリール、道糸1.7号、ハリス1.5号、ウキ0号、ハリ5号をセットして釣り開始。

日本海『寒グレ』好機 磯フカセ釣りで30〜40cm良型手中【鳥取】この日の釣り座(提供:WEBライター・小橋勇飛)

竿1本先で30cm超グレ登場

足元にまきエサをまくが、魚は出てこない。竿1本ほど先から様子を伺うとエサが取られた。続けて狙っていると、ウキが勢いよく消し込んでヒット。足元はオーバーハングになっており、慎重に上げてくる。

海面に姿を現したのは30cmオーバーのグレだった。慎重にタモへ収めようとした瞬間、痛恨のハリ外れ。気を取り直して狙っていると連続でヒットした。先ほどと同サイズで、今度は無事タモに収まった。

やや遠投で50cm超ヒラスズキ!

やや遠投で狙うと、着水と同時にウキに反応が出る。アワセを入れると、一気に走りだした。間違いなくグレではないと分かったが、慎重にやり取りをすると、エラ洗いをするヒラスズキだ。

磯際に寄せると隣のルアーマンが親切にタモ入れをしてくれた。無事タモに収まったのは50cmを超えるヒラスズキだった。その後も30cmオーバーのグレは釣れるが、徐々に食いが悪くなってきた。

潮緩みにつれてアタリ遠のく

ウキに反応が出ないまま、エサが取られるケースが多くなったため、タナをかえたりアタリウキを使うなどして、何とかグレを拾っていく。

朝イチから連発で幸先は良かったが、潮が止まり出すと、一気にグレからの反応がなくなった。終始、エサ取りは現れず、たまにサヨリが釣れる程度。釣れれば30cmオーバーのグレなのだが、完全に潮が止まり、グレからの反応も薄くなったため納竿とした。

日本海『寒グレ』好機 磯フカセ釣りで30〜40cm良型手中【鳥取】当日の釣果(提供:WEBライター・小橋勇飛)

長尾鼻の状況

今年の長尾鼻は、例年に比べ良型が多く、30~40cmに迫るグレが良く釣れているようだ。しかし、活性が落ちると、居食いをするようで、口を使わせるのには忍耐力とひと工夫が必要である。

それも、グレ釣りの楽しさの一つであるため、個人的には満足のできる結果となった。40cmオーバーはなかなか釣れないようだが、磯の形状、水深などからすると、大型のグレが居てもおかしくはない。またチャレンジしたいと思う。

冬の日本海方面への釣行は路面の凍結、積雪にも注意したい。また、長尾鼻のような広く有名な釣り場も、地磯の場合は釣行の安全は自己管理となるため、絶対に無理な釣行は避けていただきたい。

<小橋勇飛/TSIRINEWS・WEBライター>

▼この釣り場について
長尾鼻
所在地:鳥取県鳥取市青谷町