今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉・片倉ダム】

今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉・片倉ダム】

「大型狙いは春だけ」などと勘違いをしてはいないだろうか。千葉県君津市にある片倉ダム(笹川湖)はこの時期でも50上を狙える関東屈指の大型フィールドだ。今年は相次ぐ台風によって、例年のパターンがことごとく崩壊している。しかしだからこそ、いつ突然に超大型が口を使ってもおかしくない。マッシュとグルテンを片手に紅葉見物を兼ねて、出かけてみてはどうだろうか。

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(アイキャッチ画像提供:週間へらニュース 編集部)

TSURINEWS編集部 TSURINEWS編集部

淡水の釣り ヘラブナ釣り

片倉ダムの概況

今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉・片倉ダム】片倉ダム(笹川湖)(作図:週刊へらニュース 編集部)

11月13日現在、水況は満水の濁り気味。田畑への水利用がない時期なので、今後も水位の変動は少ないと思われる。濁りに関しては上流部で徐じょに薄まりつつあるも、中下流域がクリアになるには今しばらく時間を要するだろう。

釣況は日並み次第で、不安定さは否めない。いい日は尺半オーバーが複数枚出たりするものの、悪い日だと出舟者全員がアタリオデコの日もある。それでも大型狙いの常連が、こぞって通うのにはわけがある。

1.兄弟ダムとも言われる下流にある亀山湖の近況が片倉ダム以上に思わしくない。

2.亀山湖も同様だが、バサーが少ない時期になったので釣りやすい(上流部の川幅が狭い所へも行きやすい)。

3.高水位&濁りの影響で、警戒心が強いとされる大型ベラに口を使わせやすい。実際にはそううまくいかなくても、いつか口を使うと期待しているからこそ、釣れなくても通っている。

4.最後は何と言っても近年の実績。50上が出た数はここ数年、兄貴分の亀山湖を完全に凌駕している。魚影の濃さでは亀山湖のほうが勝るが、超大型の出現率では片倉ダムに軍配。よって50上狙いの釣り人が足しげく通うのも道理だ。

推薦理由

本来、同湖のベストシーズンは6~10月。とくに10月は超大型のピーク期とも言われていた。しかし今年は相次ぐ台風来襲で水況が激変。舟宿の営業にも支障をきたすほどだった。

これは裏を返すと本来口を使う時期に口を閉ざしたともなるわけで、その魚たちがいつかエサを追うはず。それが晩秋なのか初冬かは読めなくても、どこかでタイミングが合うはず。厳寒期にその可能性は下がると思われるので、であればその前のどこかで必ずチャンスがある。

ポイント

水温の低下とともに、越冬場所付近で定位し始める時期になる。狙いめは、水深がたっぷりあるエリアの立木群。満水でも水面から顔をのぞかせている立木ならば、水中でもそれなりに枝を張っているはず。魚はそのような障害物周りに居着く可能性が高いので、あとはモジリの有無と合わせて判断する。

今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉・片倉ダム】星の広場手前からの風景(提供:週刊へらニュース 編集部)

立木周りの釣りは根掛かりとの根競べ。丹念に掛からない所を舟の向き、竿の長さ、ウキ下などで探り、それでもダメなら移動を繰り返す。釣りやすさを優先して立木も何もないポイントへ入釣しても、まずアタリはもらえない。

釣り方とエサ

竿13~21尺の宙釣りで、タナは3本前後~チョウチン。エサは両マッシュまたは上エサにマッシュ系両ダンゴのバラケを使ったグルテンセット。麸系のみのバラケだとブルーギルがうるさいのでやめたほうがいい。

今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉・片倉ダム】エサはグルテンでもいい(提供:週刊へらニュース 編集部)

立木周辺の釣りが前提なので道糸は2.5号以上、逆にハリスは0.8号以下と細くして上下が根掛かりしてもすぐ切れるようにしておきたい。両マッシュならハリは上下とも16号以上、これはブルーギル対策だ。小バリだとどうしてもジャミのアタリが出てしまい、不必要なアワセが増えてしまう。

グルテンセットでも同様だが、段差を広くすればグルテン(下バリ10号前後)への攻撃をある程度はかわせるだろう。上エサ周辺にブルーギルを寄せきって、その摂餌音に誘われて寄って来た大型を下バリで食わせるイメージ。

なお障害物周りの釣りでは、取り込みに時間をかけられない。強引なやり取りで魚を浮かせる必要があるので、できれば竿は硬式先調子がお勧め。さらに手前でのやり取り(魚が潜られやすい)を防ぐため、タマ網の柄は2本物(枠径は40cm以上がいい)を推奨する。

<週刊へらニュース 編集部/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
片倉ダム
舟代:2900円(入釣料込み)、レンタルエレキ&バッテリーセット3000円(14ft舟は要船舶免許)。釣り台必携
問い合わせ:レンタルボート笹川TEL0439(39)3655
この記事は『週刊へらニュース』2019年11月29日号に掲載された記事を再編集したものになります。