人気上昇中のサーフフラットゲーム。開放感のあるフィールドで、フルキャストする爽快感と広いポイントの中から釣果を探し出す高いゲーム性が人気の理由だろう。今回は、宮崎サーフ3エリアの特徴とヒラメゲームの攻略法を解説しよう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・山田信ニ)
宮崎サーフのヒラメゲーム
私の住んでいる宮崎県は、北部から南部にかけて広大なサーフが広がっている。昨今のヒラメブームに伴い、シーズン中は休日のみならず数多くのアングラーで賑わいをみせている。
北西風が吹き、波が穏やかになる12月から翌年の2月半ばが宮崎でのヒラメゲームのベストシーズンだろう。今回は、大きく分けて3つのエリアに分けられる宮崎サーフの特徴と釣り方を紹介しよう。
県北エリア
代表的なポイントは方財川河口、長浜サーフなどが挙げられる。
特徴
比較的水深があるため、ヘビーシンキングミノーやメタルジグなど重量のあるルアーを使用するのが有効。ヒラメのみならずサゴシやカンパチなどの青物の回遊もあるため、思わぬ釣果に恵まれる事もある。
攻略法
基本的にヒラメを狙う場合、朝夕のマヅメ時が狙いだ。しかし、良い潮回りの場合は青物の回遊があるため、日中でも期待が持てる。朝夕マヅメ以外も粘ってみるのも面白いだろう。
県央エリア
代表的なポイントは、一ツ瀬川河口、小丸川河口、石崎川河口、清武川河口、赤江浜などが挙げられる。
特徴
最も人気のあるエリア。市街地からアクセスも良く、エントリーし易いポイントが多い。特に、石崎川エリアはメディア取材なども多く行われており、アングラーの数も多い。
メジャーフィールドなので先行者とのコミュニケーションを計り、トラブルの無いように気をつけていただきたい。
南に位置する清武川河口は、ベイトフィッシュが豊富で毎年ここから釣れ始める。ヒラメゲーム開幕の基準として考えてもらうといいだろう。釣具店HPでの釣果情報もこまめチェックすることを忘れずに。
攻略法
この県央エリアは比較的遠浅の地形のため、満潮からの下げの時間帯か、干潮時に立ち込んで沖のブレイクを狙うといいだろう。
使用するルアーもフローティングミノーや軽めのシンキングペンシルなどが有効だ。また、沖のブレイクを狙うため、飛距離の出るメタルジグやスピンテールジグなども釣果に繋がる。
このエリアでは、宮崎を代表する怪魚”オオニベ”の遭遇率が高い。そのため、ヘビータックルを使用するアングラーが多い。
県南エリア
代表的なポイントは風田浜サーフ、広渡川河口、梅ヶ浜などが挙げられる。
特徴
市街地から少し離れているため、アングラーは比較的少なめだか、釣れるサイズが良く穴場的エリア。特に、広渡川河口は大型の”ヒラスズキ”すなわち砂ヒラがヒットする事もよくあるので気を抜けない。
攻略法
小魚を模したフローティングミノーなどをタックルケースに忍ばせておくといいだろう。このエリアも水深は浅め。南側にある梅ヶ浜一帯は沈み根が点在しておりジクヘッド+ワームなどで根周りを重点的に攻めると好釣果に恵まれる。
オススメタックル
ここで、オオニベも視野に入れたタックルセッティングを紹介しよう。オオニベはヒット直後、沖合に100~200m走る場合もあるのでラインは余裕を持って多めに巻いておくことをおすすめしたい。
ロッドは、9.6~11fのM~MHを使っている。
リールは、シマノだと4000番クラス、ダイワだと3000番クラスが安心だろう。ラインは、オオニベがヒットすることも視野に入れてPEライン1号~1.5号を約300m程度は巻いておきたい。
今後の展望
これから冬に向け、宮崎のサーフは県内外からのアングラーで賑わいをみせる。皆さんも宮崎の広大なサーフに、釣行されてみてはいかがだろうか?価値ある一尾”座布団ヒラメ”に出会えるかもしれない。
釣行される際は、迷惑駐車や騒音、ゴミ放置等による近隣住民のクレームやサーファーとのトラブルがないようにくれぐれも注意していただきたい。
<山田 信ニ /TSURINEWS・WEBライター>