日本海のモンスター『ソデイカ』ゲームで13kg本命を手中【一美丸】

日本海のモンスター『ソデイカ』ゲームで13kg本命を手中【一美丸】

10月31日は、福井県敦賀港から出船の一美丸へ。ターゲットは、この時期からシーズンインする名物の巨大イカ「ソデイカ」。今年は、昨年ほど数が出ないものの型がいいようで、この日は、13kgの良型をゲットすることに成功しました。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・久角真梨奈)

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巨大な「ソデイカ」は美味

ソデイカは別名、タルイカ、カンノンイカ、アカイカなど・・・地方によっていろいろな呼び方があります。あまりなじみのないイカのような気がしますが、100円回転寿司の「イカ」として使われていたり、スーパーの天ぷらなんかにも使われていたりします。また、ソデイカって大きいし大味じゃ?と思われがちなのですが、先ほども述べたように、スーパーなどでも食用として販売される美味しいイカです。

最高30kgにもなる巨大なイカを、私は毎年この時期は必ず狙いに行っています。去年は当たり年だったようで凄い数が釣れましたが、サイズは小さいのが多かったようです。今年は去年ほどボコボコに釣れないものの、上がれば大型が多いようです。

複数のジグ(スッテ)を用意

日本海のモンスター『ソデイカ』ゲームで13kg本命を手中【一美丸】使用するルアーも大きい(提供:WEBライター・久角真梨奈)

ソデイカは、身体がデカいだけあって、捕食しているエサも30cm以上のサバやスルメイカだったりするため、使う仕掛けもタルイカ用ジグ(スッテ)も20cm以上と普通のイカ狙いで使うものよりもかなり大きいです。また、タルイカジグも横に向いて漂いながら落ちるほか、いろいろなタイプがあります。

ジグは日によって、当たりがかわるので、様々なタイプを持って行きました。カラーもその日によってグローがよかったり、ダメだったりするので、出発前に皆で違うタイプやカラーを付けて、当日反応がいいジグを探ることにしました。

敦賀港から一美丸で出船!

船は16時になり出港~!ポイントに着いたころには、日もほとんど沈んでいました。水深は150~200m前後ですが、30~50mでアタることも多いため、船長のタナ指示があれば、それの付近に必ず合わせることが必要です。

日本海のモンスター『ソデイカ』ゲームで13kg本命を手中【一美丸】沈む夕日を眺めながら出船(提供:WEBライター・久角真梨奈)

この日は、ベイトの反応もイマイチみたいで、まだ指示がありません。とりあえず前日は、50~70mほどでアタっていたとマイク放送があったので、そこを重点的に探ってみました。

しかし反応がないので、一度いろんな層を探ってみることにしました。

スルメイカにサバがヒット

120mまで落とすと、クンッとサオに乗り、上げてくると800gのスルメイカでした。これはこれでお酒のあてに丁度いいのでお土産としてお持ち帰り(笑)

アタリもないまま時間が過ぎていき、水深70mほどでコツコツ魚のアタリがあったり、サバがカンナを丸飲みしたまま釣れたりしてきました。魚やスルメイカがアタるということは、それがエサになっているので、その近くにソデイカがいる確率が高くなります。

船中1匹目は10kg弱

そんな中、沈黙を破ったのは同行者の西野さん!乗った瞬間、大きくロッドがしなり、一気にドラグが滑ります。そう!!ソデイカ釣りで面白いのは、この瞬間!噴射の量と力がすごくて、一回の走りがすさまじいんです!

そうこうしている内に、上がってきたのは、10kgには満たない小型に入る部類だけれど、それでもやっぱりイカなのにデカい!!(笑)

日本海のモンスター『ソデイカ』ゲームで13kg本命を手中【一美丸】西野さんと1匹目(提供:WEBライター・久角真梨奈)

続いて、反対側でエサ仕掛けで釣られていた方もゲット!ソデイカはツガイでいることが多く、1匹掛けるともう1匹が近くにいて水面まで付いてくることもあります。そのため誰かが掛けると、その方が上げてくる水深に合わせて誘いながら上げてくると掛かることがあります。

アタリはあるも掛からず

ヌンっと何回か大きめのアタリがあるものの、なかなか乗るまでいかず。もしかするとソデイカのサイズも大きいのが多いから、サオが軟らかすぎて掛かるまでに離しちゃうのかな?と思い、ジグドライブRのソリッドティップのジギングロッドからチューブラーモデルの一番軟らかいモデルに持ちかえます。

少しすると横の西野さんがまたまたヒット!チャンスと思い、西野さんのライン角度を見ながらオマツリしないように横で上がってくるタナに合わせて一緒に上げてきます。

西野さんが、2匹目にキャッチしたのは10kgオーバーでした!

ついにヒットは13kgソデイカ

まだ近くにいるはずと、西野さんがヒットした70mラインまで落として2回誘いを入れたところで、私のサオにもズンッ!と重みが乗りました。アワせると一気に走りだします。ジャーーーーッと全く止まりません。

やっと止まったところで巻きはじめますが、イカに掛かる水圧と重さで持っている手首がプルプルしてきます(笑)

少しずつ巻いては、出されてを繰り返して、やっと上がってきました。姿は見えたけれど、また水面でジェット噴射をするので油断禁物です。船長が手カギを掛け、ようやく船に取り込んだのは13kgでした。

日本海のモンスター『ソデイカ』ゲームで13kg本命を手中【一美丸】私と13kgのソデイカ(提供:WEBライター・久角真梨奈)

続いて、さっき釣られたエサ釣りの方が2匹目を追加されました。そのサイズは何と15kg!!

その後はアタリもなくなり終了となりましたが、20kgを目標にまたチャレンジをしてみたいと思います。

日本海のモンスター『ソデイカ』ゲームで13kg本命を手中【一美丸】仕留めたタックル(提供:WEBライター・久角真梨奈)

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